大桑層の露頭状況下見(その1):金沢市大桑町
2002年7月10日(水):金沢市大桑町犀川河床

 来週の金曜日(7月19日)の朝に,NHK「おはよう日本」で中継が予定されている大桑町の犀川河床に露出する大桑層の露頭状況を下見にでかけた.同行するのはNHK金沢の長島晶子ディレクターとこの地域の調査を担当するM2の陰地君.小雨の降る中を車から降りてみたら,犀川の水量はいつになく多かった.犀川層と大桑層との不整合面が早瀬になっている.


 河床にいったん降りてみた.雨と川の水とに洗い出されてO1凝灰岩がとてもよく見えていた.

 「おんま貝殻橋」の上から上流(左)と下流(右)とを眺めてみる.これほど水量の多い犀川は初めてみるような気がする..

 いつもは水面上に顔をのぞかせているOPやOV凝灰岩の露頭も完全に水没していた.層理面が水面下にうっすらと見えるだけだ.それから車を駐車場に移動させカヌー倉庫そばの階段から大桑層が露出する河原に降りた.川岸の露頭が激流に洗われ続けている.

 川の状況はあまり好ましいものではなかったが,化石層は雨と川の水とにすっかり洗い出されてとてもきれいに見えていた.

  • Camera: Canon Autoboy D5
  • Lens: Canon Lens 32mm f.3.5