トンレサップEMSB&U32 2004年12月調査準備渡航(抜粋)
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2004年10月31日〜11月7日
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2004年10月31日(日):→バンコク→プノンペン 横浜国立大学の荒木祐二君とバンコク国際空港で合流し飛行機でプノンペンへ向かう.出発がすでに夕刻だったため地表はぼんやりと見えるだけ.赤外線でも何も見えない.プノンペンでは大雨が夕方に降ったらしい. |
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2004年11月1日(月):プノンペン 午前中は国立教育学研究所で地球科学担当教官の指導にあたる.左の写真は荒木君の撮影. |
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研究所の生物学実験室.植物乾燥機?がある.顕微鏡はたくさんおいてある.左と中央の写真は荒木君の撮影. | ||
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午後は市場で調査準備など.夕方に資源局のソタム地質部長と打合せ. | ||
2004年11月2日(火):プノンペン 新国王の戴冠式や旧国王の誕生日の振替連休のため省庁訪問予定はすべて中止.午前中は市場で調査準備など.午後にはまず王宮前のトンレサップ川へ.水位は満水時より3メートルくらい低いようだ.水はかなりの速さでメコン河へ順流している. |
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王宮前や博物館前の広場には戴冠式の名残が残されていた. | ||
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それからプノンペン芸術大学で考古学部長やアプサラのアン博士らと打合せ. | ||
2004年11月3日(水):プノンペン→コンポンチュナン→プノンペン 午前6時にプノンペンを出発.ウドン近くの食堂で朝食.周囲には水がいっぱいに広がっている. |
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州知事への挨拶をすませてから調査予定地のチュノック・トゥルーへ.借り上げた船で狭い水路をまず走る.水上小中学校が見えてくる.3年前にはたった1棟だったのに4棟に建て増しされていた.左の写真は荒木君の撮影. | ||
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水上住宅が並ぶ大通りを走り抜ける.もっとも湖よりのあたりに水上ガソリンスタンドがある. | ||
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湖へ出ると浸水した樹木がぽつりぽつりと立っていた.その中に白い祠も建っている. | ||
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水利局の観測タワーへ到着. | ||
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てっぺんには観測機器がついている.脚には水位を測るための目盛が刻んである. | ||
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タワーを離れて湖の中を走り回ってみる.ここは三角州地帯のあたり.たくさんのホテイアオイが浮かぶ. | ||
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樹木が立っているところもある. | ||
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浸水した樹木やその周囲で漁をする村人の船を眺めながら港へ引き返した. | ||
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水上集落の裏通りをとおって港へ向かう.裏通りのほうが交通は活発なようだ. | ||
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ちょうど下校時間だった.子どもたちが小舟に乗って帰宅していく. | ||
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水路を戻って港に到着. | ||
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コンポンチュナンに引き返して市内の食堂でまず昼食をとる. | ||
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それからホテルを見にいった.港の近くにあるこぢんまりとしたホテルだ.古いながらも部屋はこぎれい. | ||
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エアコンのついた部屋にも扇風機が置いてある.いくつかの部屋には冷蔵庫もある.バルコニーからは港が一望される. | ||
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ホテルの前には飲み物などの屋台が立ち並ぶ. | ||
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そしてコンポンチュナンの市場を見にいった.カンボジアの地方都市としてはごくふつうの大きさだ.必要なものはほとんどここで手にはいるだろう. | ||
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プノンペンに戻ったのは午後5時近くだった. | ||
2004年11月4日(木):プノンペン→シェムリアプ 午前中はまず資源局で局長と工業省長官に挨拶.それから水利局で打合せ.打合せ後に水利局の船を見せてもらった.大型と中型が各1隻,そして小型が2隻バサック河に係留してあった. |
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水利局に続いて文化芸術省で打合せ.昼食を済ませてホテルで荷造り.そして夕方の飛行機でシェムリアプへ向かった.すでに日が落ちてしまい地表を見ることはできなかった. | ||
2004年11月5日(金):シェムリアプ 午前中の大半をアンコール遺跡整備機構での打合せに費やす.昼食後にアンコールワットへ.環壕には満々と水がたたえられていた.赤潮はまったく認められない.北側の環壕には植物がいっぱい浮かんでいるが,南側には何も見あたらない. |
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初めてワットを訪れる荒木君がひとりの観光客と化す. | ||
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南北両方の聖池では水があふれ出していた.聖池と環壕の水質を測ってアンコールワットをあとにした. | ||
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ホテルにちょっと立ち寄ってからトンレサップ湖へ向かう.すぐに船を借り上げて湖へ乗り出した. | ||
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水上小中学校や土手に沿って立ち並ぶ住宅群を眺めながら南へ向かう. | ||
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そこを抜けるとしばらく水が広がるだけの水域になる. | ||
no image
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浸水林域に近づくと水上住宅群が見えるようになった.水上ホテルがここに移動してきていた. | ||
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浸水林域を抜けて湖の主部に入る.遠くに水利局の観測タワーが見えてくる. | ||
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タワー自体は南部のものと同じようだが測器の取り付け位置は違うようだ.どれが何なのかはわからない.透明度は1メートルちょっとくらいだろう. | ||
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ここで水質を測り水をサンプリングする.そして浸水林域へと引き返した. | ||
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浸水林をしばらく眺めたあとで水上レストランへ立ち寄った.水温計の無事をまず確かめる. | ||
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そして展望台から周囲を見渡してみた. | ||
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港へ引き返す途中であの祠が見つかった.水位は床下2メートルくらいだ. | ||
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プノンペン行きの貨物船がすぐそばを通り過ぎる.この船が動いているところを見るのは初めてだ.水上住宅群の中を抜けて港へ戻った. | ||
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プノンクロムへ登って湖を見下ろしてみた.例年のこの時期に比べると水位はやや低いようだ.北側には離水した部分がかなり認められる. | ||
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シェムリアプへ戻る道路の半ばあたりのようす.道路の東側には水が残っているが,西側はかなり干上がっている. | ||
2004年11月6日(土):シェムリアプ→バンコク 早朝のうちにシェムリアプ川を見にいった.水位は高いが流れているようすはない.それから市場へ行ってみた. |
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市場の近くにはコンビニが2軒できていた.セブンイレブンだと思って近づいてみたらセブンブライト・・・.店が小さいうえに品揃えはあまりよくない.おみやげを物色する荒木君の姿を見かけた. | ||
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午前中の飛行機でバンコクへ向かう.空港がいちだんときれいになったように感じる. | ||
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窓際の席をとることができたものの,離陸した飛行機はなぜか北向きの進路をとった.そのため湖のようすはほとんど見えずじまいだった. | ||
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赤外線に切り替えてみると,あふれた水が川沿いの水田に広がっているのがわかった. | ||
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散在するため池が見えるようになる. | ||
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ため池群ととともに蛇行する河川も見える.このあたりでは河川からあふれた水はみあたらないようだ. | ||
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バンコク到着後はCCOPの事務局長やチュラロンコン大学のタナワット助教授と打合せ. | ||
2004年11月7日(日):バンコク→関西空港→金沢 翼の上の座席だったためほとんど何も見えずじまい. |
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