砺波市庄川散村のホームガーデン調査

2007年6月24日(日) 東北学院大学 平吹喜彦教授


 平吹さんのホームガーデン調査を見学するため,砺波市庄川の屋敷林家屋の調査に同行させてもらった.午前8時半に卒業生の柴田麻里子さんと学生実験の履修生ふたり,そして昨日の打合会に出席していたERDACチームの若手研究者たちを公用車に乗せて角間キャンパスを出発.若手たちをJR金沢駅で降ろしカーナビだのみで一般道路を現地へ向かう. 小雨が降る中を現地に到着したのは午前10時すぎだった.家の方への挨拶をすませて庭園をぐるりとまず見せていただく.同行した3人もそれぞれに庭歩きを楽しんでいる.


 屋敷林地帯では荒木祐二君が調査の真っ最中.研究室OBであり,EMSBチームのOBでもある砺波市在住の陰地章仁君が彼の作業をしっかりアシストしている.木々の位置を一本ずつ確認し幹の太さなどを計測する.

 敷地の外へ出て水田の中に立つ家屋群を遠目に眺めてみる.まず真西(左),そして真北(右)から.

 続いて北東(左),そして東南東(右)から.

 さらに真南(左),そして南々東(右)から見る.この方向だと家屋群が屋敷林にすっかり包まれてしまう.

 改めて敷地内に足を踏み入れる.水田沿いのショウブがきれいだ.アヤメだろうか・・・.

 敷地の北東側にはさまざまな花が咲き乱れている.敷地内では屋敷林とは反対側になる.

 家屋の玄関付近には雨の中を計測にいそしむ平吹さんの姿があった.レインコートに包まれた姿になぜか座敷童を思い出す.

 家屋の南東側には杉の巨木がある.その巨木を取り巻くように何本もの杉がまっすぐそそり立っている.

 巨木の根元を守るように巨礫が並べてある.花崗岩や片麻岩が多い.この土地から出てきたものだという.

 家屋の南西側はちょっとした庭になっている.そこに調査を続ける荒木君らの姿があった.

 しゃがんで下を見たり・・・.

 大きく見上げてみたり・・・.ダイナミックな調査が続く.

 陰地君のアシストもずっと続いているようだ.平吹さんの計測がこっち側へ移動してきた.

 赤い実を付けたマンリョウがあったり,小さいながらも立派な祠があったりと庭の中はさまざまだ.

 庭の調査は正午前にはとりあえず終わったようだった.車庫の中でデータの整理.

 午後は家屋内の調査ということだったため,ここで調査からおいとますることにした.砺波市内での昼食後,陰地君を市内のアパートに降ろし,帰りは高速道路をとおって角間キャンパスへ.午後1時半に到着.


  • Camera: Pentax *ist DS2
  • Lens: SMC Pentax-DA Zoom 18-55mm f.3.5-5.6
  • Filter: Marumi C-P.L