大阪電気通信大学四条畷キャンパス露頭調査

2010年7月26日(月)


 大阪電気通信大学の奥村さんの依頼をうけて,学生実験に使えそうな露頭を同大学四条畷キャンパスで探してみた.キャンパスいちばん奥の駐車場に車をおいてその背後の露頭をまず訪れた.


 ここからは大阪平野がみわたせる.

 やや風化したカコウ岩がここに露出していた.表面はぼろぼろになっているがマサにはなっていない.

 規則的な節理の発達も観察される.

 黒雲母のおおきな斑晶がめだつ白色のカコウ岩.

 遠目でみるかぎりでは,このあたり一帯は同じカコウ岩でできているようだ.建物の裏手をとおりながら崖沿いに露頭をさがすがまったくみつからない.

 キャンパスの中ほどにプレ−トが貼り付けられた記念碑があった.レンガ色のカコウ岩でできている.ノルウェー産だろうか.

 別の記念碑は優白色の典型的なカコウ岩だった.

 さらに歩いてキャンパスの入口方向へ移動する.

 学生食堂の前に岩石をならべて作った壁面があった.ここには捕獲岩をともなうカコウ岩があった.

 まむし注意の看板をながめながらキャンパスの外へでる.付近を歩き回ってはみたが露頭らしきものはみつからない.

 やっとみつかった露頭はやはりカコウ岩だった.四条畷キャンパスの地質はすべてこのカコウ岩といっていいようだ.

 奥村さんらと歩いて駐車場へ戻り,そこから車で寝屋川キャンパスへ.

寝屋川キャンパスのビルの窓から不思議な形の雲がみえた.

 採集したサンプルを金沢に戻ってからあらためてながめる.岩相や分布地から領家帯のカコウ岩類に分類されそうだ.

 


  • Camera: Pentax Optio W30, Pentax Optio W60 and Nokia E71
  • Lens: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.3.3-4.0 and 5-25mm f.3.5-5.5
  • GPS: Garmin Venture HC