霧島山系えびの高原池めぐり

2009年7月14日(火)


 鹿児島大学での市民講座の翌日,同じく講師として招かれていた荒木君と霧島えびの高原へ行ってみた.鹿児島中央駅からレンタカーでひたすら北上する.林田温泉あたりでちょっと下車.


 これが今日のレンタカー,スズキのワゴンR.

 霧島高原の道路を経由し,えびの高原をいったん通りすぎて市営露天温泉をすぎたあたりで車を止めた.

 植生は違うがまばらな樹木がなんとなくトンレサップ湖の浸水林を思い出させる.

 緑が深い.

 葉ずれの音が心地よい.

 えびの高原へ引き返し,路肩に作られたちょっとした駐車スペースに車を置いた.ここから池めぐりのルートをめざす.

 硫黄山前には車の群れ.韓国岳の山頂あたりは雲に包まれている.

 川湯温泉を横切った.かつては霧島登山の帰りにここで汗を流した.

 いまはお湯の温度がさがってしまい,冷たい水が流れるだけ.

 きれいに整備された歩道を上っていく.

 池めぐりコースの入り口に到着.

 青い水をたたえた不動池沿いを歩く.

 池の青と樹木の緑がいいコントラストをみせてくれる.

 目にする植物の名前を荒木君に教わった.

 が,ほとんど記憶に残っていない・・・.

 遊歩道は森の中につづいていた.

 ちょっとした日本庭園の風情だ.

 火山砕屑岩がときどき露出している.

 九州ではめずらしいアカマツの群生地にさしかかった.

 赤い樹幹と緑の葉.

 木々の間から韓国岳がときおりみえる.

 陽光にすきとおる葉の緑がきれいだ.

 林道は上りにかかった.登山客とときおりすれちがう.

 モミの葉っぱ.

 枯死して切り倒されたもみの木がところどころに横たわる.

 遊歩道は上ったり下ったりをくり返しながら池の周囲をめぐっている.

 正面に小さな神社がみえてきた.六観音池に到着だ.

 この池も青々とした水で満たされている.

 その池のほとりにたつ六観音堂.

 堂の背後には杉の巨木がいくつもある.

 さまざまな植物をみかける.

 なぜかひと枝だけ紅葉してしまった木をみつけた.

 この「巨木スギ」がこの神社のご神木なのだろう.

 池を見おろしながら遊歩道をさらに歩く.

 その途中に展望台への登り口があった.急斜面につくられた登山道を上りきったところが白鳥山北展望台だった.六観音池から韓国岳まではるかに見わたせる.

 比較的標高の低い甑岳や夷守山は全容がみえる.

 展望台を下りて遊歩道をさらに歩く.野鳥などの案内板がきれいに整備された歩きやすい道だ.

 そして3つ目の白鳥池に到着.


 白鳥池からえびの高原に向かって遊歩道を下る.

 ここには動物の案内板があった.

 5,6頭のシカの群れが遊歩道をよこぎっていく.

 遊歩道の終点近くには展望台が作られていた.

 雲がだんだん吹き払われて韓国岳がその全容をあらわしていた.

 遊歩道の終点となるえびの高原に到着.

 ふたたび川湯温泉を横切る.

 ここを流れるのも冷水だった.河床にはかつて温泉水が流れた痕が茶色い変色となって残されている.

 えびの高原の駐車場をとおって車をとめたあたりへ向かった.

 川湯沿いを歩いて注射スペースへ.約3時間の散策だった.


 鹿児島湾を見わたせる道の駅で遅い昼食.

 荒木君を鹿児島空港でおろしてから高速道路を鹿児島市へ向かった.

  • Camera: Pentax K20D and Fujitsu F703i
  • Lense: Sigma Zoom DC 18-200mm f.3.5-6.3