海の地質学

2005年度前期:期末試験問題


問 題

 本講義の前半では,「海がなぜ地球に存在するのか」,「海とはどのようなものか」を諸君にまず考えてもらい,その理解を目的としてプレ−トテクトニクス理論について解説した.さらにプリューム・テクトニクス理論について,プレート・テクトニクス理論の理解を助けるために説明した.

 一方,講義の後半では「海」そのものを知ってもらうことを目的に,海底地形や海底堆積物,そして海で発生し観察されるさまざまな現象について説明してきた.本講義をとおして,地球そのもの,あるいは地球表層,さらには海を含む地球表面に,さまざまな「システム(脚注)」が存在することに諸君らは気づいたことと思う.

 では諸君らが本講義をとおして,もしくは講義の一部で理解した,あるいは気づいた「システム」について論述しなさい.ひとつのシステムについて詳述しても,あるいは複数のシステムについて述べてもかまわない.複数のシステムをそれぞれ説明したうえで,それらがさらに結合した大きなシステムについて論じてもよい.なお,解答にあたっては別解答用紙を使用すること.


以下,お助け問題

 諸君らは最後の講義時の塚脇の示唆に従って昨夜は十分な睡眠をとったはずだと思う.思考回路も快調に動いていることだろう.ならばおもての問題も難なく解けるものと期待している.ただ,もしおもての問題で合格点を取る自信がない場合には,「自分の身の回りで気づいたシステム」について論述しなさい.なお,ここで言う「システム」とは,「システム家具」や「システムコンポ」というようなひとつの単語になっているものではなく,「システム」という名称こそついていないが正しくシステムであるもの,という意味である.