土木建設工学科講義「地質学概論」の記録(2)
2008年度後期(10月14日:金沢大学角間キャンパス里山地区)

 第2回目の野外実習は角間キャンパス里山地区での堆積岩の観察にした.講義室での簡単な説明のあと自然科学研究科の建物群を抜けて裏手の駐車場へ.


 駐車場裏手の斜面を登って自然科学研究科を西側から眺める.

 そこから里山ゾーンの小径を歩く.途中にクマのものらしい真っ黒くて巨大な糞塊が落ちていた.ひとりの学生がそれを踏んだようだ.

 環境保全センター近くの切り割りへ下りる.ここからが実習の本番だ.

 朽ち果てた舗装道路を歩きながら左右に露頭の存在を確認する.

 10月半ばとあって植生はまだ深いが砂岩や泥岩の露頭はそれなりにみつかる.

 うち捨てられた白いガードレールがあったり,右手下方には調整池があったりの場所だ.

 うしろを学生たちがぞろぞろとついてくる.この人数なので一列になるとかなりの長さになってしまう.

 里山ゾーン「田上口」の看板がみえてきた.ここで学生たちを集めて今日の実習内容をあらためて説明する.しかし,列が長すぎてうしろのほうには声が届かなかったようだ.

 道路のところどころに地層を観察する学生たちの姿がある.

 その中には露頭まで登っていく活きのいいのもいる.

 地層の観察を続ける学生たちを現場にのこし,環境保全センター近くの学生たちの集団へと移動する.

 ここでレポートを回収し今日の実習終了.

 角間の紅葉をちょっと楽しみながら総合教育棟へ戻った.

今日の実習ルート


  • Camera: Pentax Optio W30
  • Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.2.6-4.8