土木建設工学科講義「地質学概論」の記録(3)
2008年度後期(10月21日:金沢大学角間キャンパス里山地区)

 前回の講義後に「説明不足」という苦情が多かったため,3回目の今日も前回と同じルートへ行くことにした.講義室でルートや岩相についてやや念入りに説明し,それから全員で環境保全センター裏の切り割りへ向かった.


 いい天気ながらも植生は深い.センター近くの露頭にとりつく学生の姿がみえる.

 切り割りの入り口付近にある里山ゾーンの入り口にも何人かの姿がある.

 まず切り割りにある古ぼけた舗装道路を東へ向かった.砂岩の露頭はたくさんあるが泥岩や礫岩はみつからない.

 何人かの学生とともに左手の斜面を登ってみた.しかし土壌が深くて露頭はみつかりそうにない.

 尾根近くまで上ったところに植生調査中らしい縄が張ってあった.ここであきらめて下へ戻る.

 切り割りの左右には黄褐色で軟弱な砂岩が露出している.すべて卯辰山層だろう.

 里山ゾーンへ入る階段を上ってみた.

 クマの糞をすぎたところで路面に礫が散在するのがみつかった.礫岩の浸食残りだろう.学生たちがそのスケッチをとる.

 時間が迫ってきたので学生たちに続いて尾根から下りた.

 センター近くに集合する学生たちの群れがみえる.

 露頭の前でねばっている学生たちの姿もある.

 午前10時すぎにセンター前に集合.レポートを受け取って授業終了.

 角間川沿いの路を総合教育棟へ戻る.セイタカアワダチソウが花盛りだ.

 事務局の駐車場からキャンパス北地区をのぞむ.

 角間中央バス停近くの正面階段を上って総合教育棟へ.

 

今日の実習ルート

 


  • Camera: Casio G.Bros GV20
  • Lense: Casio Lens 4.6mm f.2.8