土木建設工学科講義「地質学概論」の記録(6)
2008年度後期(11月18日:金沢大学角間キャンパス南〜中地区)

 今日は最後の野外実習の日.冷たい雨の中,落ち葉を踏みしめながら自然科学研究科へ向かう.


 今日はキャンパス内の岩石探しをやってもらう予定だ.通り道でみかけることのできる石材などを確認しておく.

 講義室での説明を終えて外にでてみたら本降りになっていた.

 中庭に何かないものかと眺めながら玄関へ下りたらそこには学生たちの群れがあった.

 辰巳用水にかつて使われていた導水管.角礫まじりの緑色凝灰岩でできている.

 この集団は敷石に使われている花崗岩の観察中.

 雨が降っていたが自然科学研究科図書館の北側へ移動してみた.

 北側階段の側壁には斑晶が目立つ安山岩が用いられていた.

 バス停近くの石壁が気になって近づいてみたが,残念ながらそこにはコンクリートが使われていた.

 キャンパス中地区にも学生らしい集団の姿がみえる.

 中地区と南地区とをむすぶ連絡橋の橋脚の一部にも斑晶が目立つ安山岩が用いられている.

 その連絡橋をわたって中地区へ行ってみた.

 足湯近くのモニュメント.上に載っているのは花崗岩.下にあるのは閃緑岩だろうか.表面の苔でよくわからない.

 足湯のあたりに使われているのはほとんど安山岩.

 メディア基盤センター前にも花崗岩のモニュメントがある.

 理学部の建物近くに置いてあるのは安山岩の石材だ.ここでのみ青っぽい基質の安山岩をみることができる.

 自然科学研究科棟のロビーでレポートを回収して北地区へ.

 南地区や中地区には変成岩がないようだ.これをどう加えるかが来年度の課題となった.

  • Camera: Pentax Optio W30
  • Lense: SMC Pentax 6.3-18.9mm f.2.6-4.8