土木建設工学科講義「地質学概論」の記録(4)
2009年度後期(11月17日:金沢大学角間キャンパス南地区)

 朝から冷たい雨が降っていた.天気がよければ沢に入る予定だったが,この雨のためキャンパス内の石材観察実習に予定を変更した.アカンサスインターフェースの下の通路をとおってまずキャンパス中地区へ.


 中地区の紅葉はほとんど散っていた.

 講義室へ入る前にキャンパス南地区で天然の岩石が用いられている場所を再確認しておく.まず橋脚の基礎.

 自然科学研究科棟へのぼる階段の側面やメインエントランス前の敷石.

 講義室でまず今日の実習内容や実習の目的を説明する.その後,教育学部心理学教室の卒業論文アンケート調査に時間を提供し,それを終えた学生たちがからつぎつぎとエントランスへやってきた.何カ所かに自然と分かれて石材の観察を開始.

 敷石にもちいられている花崗岩にはほとんどの学生がすぐに気づいたようだ.寒いにもかかわらず座り込んでのスケッチ.

 連絡橋の基礎部分にも何人かが気づいたようだ.ここには安山岩が用いられている.傘をさしての観察はやや怪しい雰囲気だ.

 学生たちが中地区へと移動をはじめた.

 雨をよけながらスケッチをとっている.どうやら理学部前に置いてある玄武岩のモニュメントを記載しているらしい.

 一部の学生たちは駐車場の車止めに気づいた.斑晶の大きな安山岩だ.

 北地区への連絡橋にも天然の花崗岩が使われているが,残念ながらここは指定範囲外.

 午前10時に自然科学研究科棟のロビーでレポートを回収して今日の実習終了.


  • Camera: Pentax Optio WPi
  • Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.3.3-4.0