土木建設工学科講義「地質学概論」の記録(5)
2009年度後期(12月1日:金沢大学角間キャンパス自然研の西方)
気温は低かったが雲ひとつない快晴だった.連絡橋の上を今日はとおって南地区へ行く.
講義室で今日の実習内容について説明し,すぐに環境保全センター裏手の林道へ学生たちと移動した.
12月初旬とあって植生はほとんど枯れていた.しかし,林道には落ち葉が厚く積もっていてすべりやすい.
林道の終点まで学生たちを案内しここで解散.あとは自由観察時間とした.
70名以上もいるため学生の列はすぐには動かない.それでもしばらくすると学生たちは林道に散って地層を探し始めた.
土壌と地層の区別がなかなかむずかしいようだ.
林道からちょっと入った斜面で黄白色の泥岩を発見.
林道を行きつ戻りつしながら地層を探す.次は砂岩と礫岩だ.
やたらと目につくところに砂岩は露出しているのだが学生たちはなかなかその存在に気づかない.
礫岩を探して尾根へあがってみた.しかし,厚く積もった落ち葉で礫岩の露頭はすっかり被われていた.
環境保全センター前で集合してレポートを受け取り解散.
自然研をとおって北地区へ戻った.
12月1日の実習ルート
Camera: Pentax Optio WP30
Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.3.3-4.0
GPS: Garmin eTrex Venture HC