土木建設工学科講義「地質学概論」の記録(6)
2009年度後期(12月8日:金沢大学ポンプ施設北方の沢)

 今朝も気温は低かったが雲ひとつない快晴だった.火曜日はいい天気になることが多いような気がする.


 中地区をとおって自然科学研究科棟のある南地区へ歩く.

 講義室で今日の実習内容について説明し,学生たちとともにポンプ施設近くの沢へ移動した.

 ポンプ施設に到着.木々の葉はすっかり落ちていた.沢の奥まですっきりとみとおすことができる.

 沢に沿って歩く.右手に大桑層の砂岩がずっと連続する.風化が著しいところは赤褐色になっている.

 新鮮な部分では露当面に発達する生痕化石がよく観察できる.

 学生たちは寒いながらもたのしそうについてくる.ちょっとした段差を登って沢をさらに上流へ移動した.

 沢をさらに奥へ移動する.クマザサの葉陰から学生たちの頭だけがみえている.

 最終の観察地点に到着.これ以上奥へ行くと露頭はほとんどなくなってしまう.ここで学生たちは地層の観察を開始した.

 今年の3年生は元気だ.例年だと半数以上が途中で引き返してしまうのに,今年はほとんど全員がこの沢の奥までやってきていた.

 学生たちを奥に残して先に下流へと移動した.途中の砂岩で巻き貝の印象化石をみつけた.

 観察実習を終えた学生たちが沢をつぎつぎと引き返してきた.沢の途中でレポートを受け取る.

 あたたかい日光の下を自然科学研究科棟へ引き返す.

 県道を歩いて北地区へ戻った.

12月8日の実習ルート


  • Camera: Pentax Optio WP30
  • Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.3.3-4.0
  • GPS: Garmin eTrex Venture HC