環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(6)
2010年度後期(12月14日:金沢大学角間キャンパスポンプ室裏の大桑層)

 朝から冷たい小雨が降るあいにくの天気だった.しかし,明日から雪との天気予報だったため野外実習の準備をして南地区へ向かった.


 中地区をとおりすぎて南地区へ.小雨はまだ降り続いている.

 講義室で今日の実習内容と今後の予定について説明し,それから講義室を出て学生たちとともに実習地へ歩いた.

 サークルKの茶色い建物が見えてきた.角間川を途中の橋から見下ろす.植生が落ちていい露頭が河岸に出現していた.

 10分間ほど歩いてポンプ室に到着.ここで実習内容について再度説明してから沢に入った.

 12月もなかばとあってじゃまな植生はほとんどなかった.雨でぬかるむ小径を奥へと歩く.

 大騒ぎしながらも学生たちはちゃんとついてきていた.右手に大桑層の露頭があること,断層や生痕化石が観察できることをここで伝えた.

 ちょっとした落差のある滝を越えてさらに奥へ歩く.

 貝の印象化石がみつかる露頭へ到着.ここで学生たちに自由観察時間を与えた.わずかながらも雨は降り続ける.

 観察を終えた学生たちが沢を引き返してきた.あのちょっとした段差をおっかなびっくりで降りてくる.

 全員が無事に戻ってきた.ポンプ室前でレポートを受け取って実習終了.

 県道沿いに歩いて総合教育棟へ戻った.その途中で大桑層のいい露頭を見つけた.

 そのまま歩いて総合教育棟へ.

本日の実習ルート


  • Camera: Pentax Optio WPi
  • Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.3.3-4