大学院自然科学研究科「堆積環境学」の記録(1)
2011年度後期(10月17日:能登半島西岸 千里浜〜巌門)

 天気予報に反して朝からいい天気だった.これならいい見学ができそうだ.予定どおり午前8時半に学生3名を公用車に乗せて,山側環状道路から加賀産業道路に乗り換え30分ほどで川北大橋近くの手取川の堤防に到着した.


 集合した学生たちにここでの見学の要点を伝え,それから霞堤の近くへ移動した.

 手取川の流量は少ない.礫だらけの河床が広く露出している.

 霞堤の中には小さな時点社用?のサーキットコースがある.

 国道157号線沿いに車を走らせて手取渓谷に到着.手取川が安山岩や凝灰岩を深く削りこんだ渓谷だ.崖沿いの階段を河原まで降りる.

 階段の手すりが白く新しくなっていた.その途中からみる綿ケ滝はなかなかきれいなものだった.

 緑白色をした手取川.周辺の露頭にはいくつもの断層系が観察される.

 天気はいいが足下はぬれてすべりやすい.

 同行の3人は観光気分にすっかりひたっている.

 見学を終え,急な階段を上って駐車場へ.

 3番目の見学地点は手取川中流に建設された手取川ダムと手取湖.湖はほぼ満水だった.

 遊歩道に沿って歩きながら手取層群に由来する石材をながめる.

 案内板の近くには大きな珪化木が置いてあった.

 車にのって手取川沿いに移動し,最後の見学地となる百万貫の岩へ到着した.このあたりまでくると紅葉がきれいだった.

 岩の由来を書き込んだ記念碑と土石流でねじまがった鉄骨のモニュメントが置いてある.

 ぬれずに渡渉する方法がみつからなかったため対岸から岩を眺めるにとどめる.これで今日の見学は終了.

 途中にあった田舎食堂で昼食.ランチはなかなかのボリュームだった.

 昼食後は車でまっすぐ角間キャンパスへ.午後2時半に到着.


  • Camera: Pentax Optio WG-1 GPS
  • Lense: SMC Pentax Zoom 2.5-25mm f.3.5-5.5
  • GPS: Garmin Venture HC