環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(4)
2011年度後期(11月1日:環境保全センター裏の林道沿い)
朝からすばらしくいい天気になった.この時期にしては気温も高い.予定どおり野外実習の準備をして南地区へ向かった.
あたたかい日射しの中をのんびりと歩く.
中地区の木々はいい色になっていた.落ち葉も深い.
さらに歩いて南地区へ.
連絡橋からみる中地区は秋の風情にすっかりつつまれていた.
講義室で今日の実習内容と注意して観察してもらいたい点を学生たちに伝え,それから全員で保全センター裏の林道へ移動した.かつては何もなかった林道にいつのまにか道路標識ができていた.露頭状況を観察しながら林道を学生たちと歩く.
しばらく歩くと田上の住宅がみえてきた.ここまでが大学のキャンパスになる.
ここで自由観察時間にした.学生たちは林道を引き返していく.
60名をこえる学生数はさすがに多い.林道を一列になって引き返していく姿がみえた.
学生たちは林道沿いで砂岩などの露頭をさがしはじめた.
砂岩はすぐにみつかるが,泥岩や礫岩はなかなかみつからない.土壌と泥岩とを混同したりしている.
露頭にのぼっていく元気のいい学生もいる.下でサンプルをまっている調子のいい学生も多数いる.
林道の途中には崩落したところもあった.一面に砂岩が露出しているようだ.
礫岩をもとめて里山の遊歩道を上っていく学生たち.
地表面で礫岩を発見.以前はふつうにみることのできた礫岩だが,最近は落ち葉や土壌にうもれてみつかりにくくなっている.
ぬれ落ち葉ですべりながら遊歩道を引き返していく.
午前10時にレポートを回収して今日の授業は終了.
中地区をとおくにみながら北地区へ引き返す.
中地区の紅葉はなかなかきれいだった.
本部棟のレンガ色と紅葉とがいいコントラストをなしていた.
アカンサス橋をわたって北地区へ.
今日の実習地
Camera: Pentax Optio WG-1 GPS
Lense: SMC Pentax Zoom 2.5-25mm f.3.5-5.5