環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(8)
2011年度後期(12月20日:角間キャンパス中地区の地盤の変状)
2週間ぶりに金沢へ戻ってきたらすっかり冬になっていた.朝から大粒の雪が舞う中をキャンパス南地区へ歩く.
調整地の斜面には雪がうっすらと積もっていた.
中地区の木々は葉っぱをすっかり落として寒々としていた.
総合メディア基盤センター横の小道をとおって南地区へ.
キャンパスのあちこちで溶け残った雪をみかける.
講義室で今日の実習内容をてみじかに説明し,学生たちとともに自然科学研究科棟から外へ出た.連絡橋をわたった中地区で実習開始.
がたがたに傾いた円形ベンチや浮き上がったマンホールのふたなど,ここでいくつもの事例を観察することができる.
でこぼこになった敷石もある.植物の根っ子の影響もありそうだ.ひびのはいった柱はおそらく材料の問題だろう.
それにしても寒い朝だった.降りしきる雪の中,学生たちは傘にかくれるようにしながら観察を続けていた.
みんな寒そうだが季節感のない学生も中にはいる.
あまりの寒さのせいか,みんなてぎわよくレポートを仕上げていた.午前10時に実習終了.変形した敷石をながめながら総合教育棟へ.
戻るころには皮肉にも日が差してきた.
Camera: Pentax Optio W60
Lense: SMC Pentax Zoom 5-25mm f.3.5-5.5