大学院自然科学研究科「堆積環境論T」の記録(4)
2013年度前期(7月10日:金沢市上涌波ほか)

 上涌波から南へ延びる林道入口の大桑層下部.


 均質な灰白色砂質泥岩からなる.

 南へ歩く.

 大桑層最下部に挟在するOB3凝灰岩.

 さらに南へ.

 大桑層下部に挟在する下涌波凝灰岩.白色細粒で厚く発達する.

 下涌波凝灰岩の上位の大桑層下部はやや粗粒となる.

 大桑層下部に挟在するOL3凝灰岩.

 林道が右へ曲がるあたりから大桑層中部となる.

 大桑層中部の下部はやや泥質の灰白色細粒砂岩.貝化石の破片が散在する.

 林道を西へのぼっていく.

 吉岡のステップは植生にすっかり被われていた.

 大桑層中部に挟在するOM3凝灰岩.大桑層でもっとも重要な凝灰岩だ.

 林道が左へ曲がるあたりから大桑層上部になる.中部とは整合漸移関係.

 不明瞭な平行葉理が観察される大桑層上部.

 林道をさらにのぼったところにある砂取り場.

 風雨による浸食のためか表面が妙になめらかだ.

 ここで引き返した.

 上涌波から釣部へ向かう途中で高窪層の露頭をみつけた.

 大桑層の最下部ととてもよく似た砂質泥岩.

 釣部の採石場近くの高窪層.

 小二又の上涌波凝灰岩.

 このあたりでの層厚は約20メートル.

 よく円磨された白色軽石を多量に含む.

 小二又の上涌波凝灰岩と大桑層下部の境界.

 かつては不整合面がよくみえた対岸の露頭は植生にすっかり被われていた.

 

7月10日のルート


  • Camera: Pentax Optio WG-1
  • Lense: SMC Pentax Zoom 2.5-25mm f.3.5-5.5
  • GPS: Garmin Legend HCx