環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(3)
2013年度後期(10月29日:角間キャンパス南地区西の里山ゾーン)
2週間ぶりの角間キャンパス.総合教育1号館前の木々がすっかり赤くなっていた.好天のもと,南地区へ連絡橋をわたっていく.
大学祭の準備もいつのまにか始まっていた.
中地区の木々もいい色合いになっていた.
メディアセンター前の樹木はさらにいい色合いだった.
今日の実習予定地となる里山ゾーンをみながら南地区の自然科学研究科へ.
今日の実習予定を講義室で学生たちに伝え,それから環境保全センター裏手の里山ゾーンに移動した.
里山ゾーンをよこぎって田上へ向かう小径がいつのまにかきれいに舗装されていた.車両が通れないという交通標識まで立っていた.
小径のところどろこで道路拡張工事が行われていた.新しい露頭もいくつか見つかる.里山ゾーンのこのあたりに分布するのは歌具山層の泥岩と細粒砂岩.円礫岩もまれにみつかる.
田上地区の近くにあるため池はすっかり乾き上がっていた.
ここで今日の実習の開始.学生たちは林道を引き返しながら露頭を探し始めた.
土壌と地層の区別が学生にはなかなかむずかしいようだ.
典型的な砂岩の露頭がすぐにみつかった.下位には黄白色の泥岩もある.
林道をさらにキャンパス方向へひきかえす.
ここにも典型的な細粒砂岩の露頭があった.何人かの学生たちがすでにスケッチを取り始めていた.
あまり明瞭ではないが平行葉理を観察することができる.露頭の表面にはジバチの巣穴がたくさん開いている.
後方にいる学生たちのようすをみるため林道をいったん引き返した.
砂岩の露頭に元気のいい学生が登っていくところだった.
学生たちは礫岩をみつけるのに苦労していた.尾根に登っていった学生もかなりいたようだ.
層厚30センチほどの円礫岩層が林道沿いにみつかった.学生たちはまったく気づかなかったようだ.
砂岩の露頭をとおって林道の入口へ引き返した.何人かの学生たちが尾根からおりてきた.
林道の入口で学生たちはスケッチなどの清書を始めた.そのレポートを回収して今日の実習終了.
自然研をとおって北地区へ引き返した.
角間川をよこぎる小径を歩いてみた.
川沿いの植生が深い.
周回道路を横切り,土手をのぼって事務局がある中地区へ.
中地区の紅葉がみごとだった.
そのまま総合教育棟がある北地区へ歩いた.
Camera: Pentax Optio W90
Lense: SMC Pentax Zoom 2.5-25mm f.3.5-5.5