環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(7)
2013年度後期(1月7日:角間キャンパス西部の沢:大桑層)
朝から1月の金沢とは思えないほどの快晴だった.野外実習の準備をととのえて南地区へ向かった.
キャンパスにまったく雪のない1月はめずらしい.
中地区を抜けて自然科学研究科棟がある南地区へ歩く.
連絡橋からみおろすキャンパスには雪がまったくみあたらない.
自然科学研究科棟の講義室で学生たちに今日の実習内容についてまず説明し,それから全員でキャンパス西部の沢へ移動した.
雲ひとつない青空が広がっていた.
サークルKのところで県道をよこぎって道路沿いにくだっていく.
自然研を出て10分ほどで沢の入口に到着した.沢の中は霜でまっ白だった.
霜柱をふみしめながら沢沿いに奥へ移動した.
植生が枯れ果てているため沢の中での見はらしはいい.露頭の状況がよく観察できる.
ちょっとした段差をのぼって沢の奥に入った.足元の砂岩の転石がかちかちに凍っていた.
表面の氷をはがしたらキリガイダマシの印象化石がみつかった.
学生たちは寒さにふるえながらも化石探しに熱中していた.
植生がなくて露頭状況がいいためか,いくつものきれいな印象化石がみつかっていた.
それにしても寒い.天気はいいが沢の中は氷点下かもしれない.
観察を終えて沢を入口方向へひきかえす.
途中にあるおおきな露頭では学生たちが断層と生痕化石を観察していた.
みあげる空が青い.
沢を入口方向へさらにひきかえす.
県道にでたところでレポートを回収して今日の実習が終わった.
県道をのんびりと総合教育棟へひきかえす.
正面からの日ざしがまぶしいほどだった.
みあげた空にはきれいな飛行機雲.
中央バス停からの長い階段をのぼって総合教育棟へ.
Camera: Pentax Optio WG-1 GPS
Lense: SMC Pentax Zoom 2.5-25mm f.3.5-5.5