大学院国際学専攻専門科目「地球環境論演習」の記録(1)
2014年度後期(10月28日:手取川の治水)

 大学院演習での最初の野外見学地に手取川を選んだ.手取川の治水の歴史を時間がゆるすかぎりみてもらうつもりだった.午後1時に角間キャンパスを公用車で出発し,山側環状道路から加賀産業道路をへて,川北大橋付近の土手に到着した.ここで車からおりて,4名の学生たちに手取川の洪水の歴史や霞堤の構造について説明した.


 いい天候にめぐまれたおかげで霞堤の構造がとてもよくみえた.

 手取川にそって上流へ移動し,手取渓谷にかかる橋で車をいったんとめた.ここで手取川の浸食作用を見学してもらう.

 手取渓谷の駐車場に車をとめ,綿ケ滝へ学生たちと歩いた.

 紅葉のさかりにはまだ早いようだった.

 いつも澄み渡っている手取川の水が異様に茶色く濁っている.原因はわからない.

 駐車場へ出たところに昔なつかしい郵便ポストがあった.

 学生たちの歓声がうしろであがる.何かと思ったらハート型の葉っぱだった.

 白山手取川ジオパークのおおきな看板がある.

 さらに上流へ移動して手取川ダムとダム湖を見学.ここで金沢へひきかえすことになった.

 帰り道で道の駅にたちよった.

 対岸の樹木は紅葉しはじめたところだった.

 手取川沿いには中新統の凝灰岩が露出する.

 そのまま車を走らせて午後5時前に角間キャンパスへ戻った.

  • Camera: Pentax K20D
  • Lense: SMC Pentax-DA 18-135mm f.3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR