大学院国際学専攻専門科目「地球環境論演習」の記録(2)
2014年度後期(11月5日:奥能登世界農業遺産地域)

 この授業での2回目の見学地に奥能登の世界農業遺産地域を選んだ.この地域は世界農業遺産はもちろんのこと,里山里海,過疎,エコツーリズムといったさまざまなキーワードが体感できるところでもある.学生たちを公用車に乗せて角間キャンパスを午前9時半に出発.山側環状道路からのと里山海道へ乗り換え能登半島を北上した.その途中にある別所岳SAに立ち寄った.


 SAに併設された展望台に学生たちと上った.

 この展望台からは能登半島北部や七尾湾,能登島といった景色が一望できる.

 好天のおかげで先週の土曜日には雨にかすんでいた景色がとてもよく見える.

 能登半島北東端部から七尾湾,そして能登島にかけての眺望.

 展望台からおりてSAの売店に立ち寄った.「進入禁止」の看板がやたらと大きい.

 この売店では奥能登の市町村の情報がまとめて手に入る.地元の名産品も販売されている.

 のと里山海道を終点でおりて能登空港を訪れた.この空港に併設された道の駅でも能登半島の情報をまとめて手に入れることができる.

 能登空港のマスコットキャラ「スカイのっぴー」のぬいぐるみ.

 能登空港から珠洲道路を東へ移動する.その途中にある柳田のコンビニエンスストアでお昼ごはんを購入する.

 このあたりにはラーメン屋やパチンコ店などもある.

 柳田から牛出津町野線を北上して曽々木海岸へ.窓岩ポケットパークで車を停めた.

 先週土曜日の風雨がうそのような好天だった.逆光ながらも窓岩がよく見えていた.

 ポケットパークのベンチにすわって手早くランチ.

 この海岸の堆積物は礫質だった.

 礫が多量に集積してマウンドを形成しているところもある.

 学生たちは自分撮りの応酬をやっていた.

 奥能登訪問をおおいに楽しんでいるようだった.

 曽々木海岸の背後にある地すべり地帯もついでに見ておいた.

 11月とは思えないほどのあたたかい気候を満喫する.

 海岸沿いに東へやや移動して接吻トンネルを訪れた.ここでは海岸まで迫った絶壁を見ることができる.

 駐車場に車をとめて海岸沿いの旧国道を歩く.青い海と空,そして打ち寄せる白い波のコントラストがきれいだった.

 崖にくりぬかれた接吻トンネルを訪れた.

 ここでは崖に打ち寄せる波を間近に見ることができる.

 トンネルに入って振り返ると学生たちがあとにつづいてくるのが見えた.

 トンネルの中にはふしぎな形のイルミネーションがある.

 トンネルの反対側の入口正面からみるとこのイルミネーションがハート型なのがわかる.

 トンネルをまたくぐって国道へ引き返した.

 海岸沿いに西へ車を走らせて輪島の白米千枚田に到着した.能登世界農業遺産のシンボル的な存在だ.

 青々と澄んだ日本海は美しいものだった.

 はるかとおくの洋上に七つ島や舳倉島がよく見えていた.

 千枚田ポケットパークでアイスクリームを賞味し,それから車に乗り込んで角間キャンパスへ引き返した.時計は午後2時を少し回ったあたりだった.

 午後4時ちょうどに角間キャンパスに到着.

 


  • Camera: Pentax K20D, Pentax Optio WG-1 GPS and Nokia Lumia 630 Dual SIM
  • Lense: SMC Pentax-DA 18-135mm f.3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR and SMC Pentax Zoom 5-25mm f.3.5-5.5