環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(3)
2014年度後期(11月11日:角間キャンパス西部のポンプ室奥の沢)

 環境保全センター裏の露頭が工事中で使えないため,3回目の実習地は角間キャンパス西部にあるポンプ小屋裏の沢にした.午後8時半に総合教育棟を出てキャンパス南地区の自然科学研究科棟へ向かった.今日も朝からいい天気に恵まれていた.


 県道沿いの紅葉はほとんど散っていた.

 中地区の紅葉もほとんどが散っていた.落ち葉をふみしめながら南地区へと歩く.

 連絡橋をとおって南地区の自然科学研究科棟へ移動する.

 講義室で学生たちに今日の実習内容や注意点などを伝え,それから全員で教室を出発した.周回道路をコンビニがある交差点へくだっていく.

 県道沿いの歩道をさらに歩いて若松方面へくだる.

 沢の入口で学生たち全員の到着を待ち,注意点などを再度伝えたうえで沢に入った.

 11月も半ばとあって植生はほとんど枯れていた.学生たちはおっかなびっくりの足取りであとにつづいてくる.

 途中にある小さな水流を飛び越えるのがちょっとしたアトラクションになっていたようだ.

 学生たち全員が沢の中に入ってきた.70名もの学生で沢の中がいっぱいになる.

 このあたりには大桑層中部の青灰色細粒砂岩が露出する.貝化石がまれにみつかるところでもある.

 ちょっとした段差をこえて上流側の露頭へ移動した.学生たちの一部があとについてやってきた.

 この露頭では貝の印象化石がふつうにみつかる.学生たちは砂岩の露頭をほりはじめた.そして手にした砂岩の塊のスケッチをとる.

 週末の雨で地面はややぬかるんでいたが,観察にはほどよい気温だった.

 下流側の露頭でも学生たちがスケッチをとっていた.生痕化石や断層についてここで説明しておいた.

 こっちの露頭のほうが全体的に新鮮な砂岩を観察することができる.しかし貝化石はなかなかみつからない.

 学生たちは露頭のスケッチや砂岩の記載をやっていた.貝化石はみつけられなかったようだ.

 午前10時に作業終了.沢を入口へひきかえし,ここでレポートを集めて県道を引き返した.学生たちは自然科学研究科へ歩いて行く.

 県道をそのまま直進して総合教育棟へ歩いた.

 歩道を落ち葉がうめつくしている.

 角間中央の交差点から総合教育棟へ.

 総合教育1号館周辺の紅葉はまだまだみごとだった.

 午前10時半に総合教育2号館へ戻った.

  • Camera: Pentax Optio W90
  • Lense: SMC Pentax Zoom 5-25mm f.3.5-5.5