環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(4)
2014年度後期(11月18日:角間キャンパス南地区,中地区の自然石材)

 環境保全センター裏の露頭が工事中でまだ使えないため,4回目の実習は角間キャンパス南地区と中地区での自然石材の観察にした.いつもどおり,午後8時半に総合教育棟を出てキャンパス南地区の自然科学研究科棟へ向かった.いまにも降ってきそうな空模様だった.


 とおりかかった中地区は紅葉がすっかり散って寒々としている.

 あつく積もった落ち葉を踏みしめながら連絡橋をとおってキャンパス南地区の自然科学研究科棟へ.

 今日の実習内容について講義室で説明し,それから学生たちとともに野外へ出た.学生たちは連絡橋の基礎の部分にまず着目していた.

 自然科学研究科棟の玄関前にはカコウ岩の石材が敷きつめてある.例年ならば学生たちはまずここで観察をはじめるが,今年の学生たちはごく一部がこれに気づいただけだった.

 連絡橋の基礎部分には安山岩が用いられている.しかし,全体に苔むしているため観察には向いていない.

 中地区へ向かう学生たちのあとについて移動した.

 中地区にあるカコウ岩のモニュメントにも学生たちの姿があった.

 中地区をさらに北へ歩く学生たちの姿もある.

 こっち側の連絡橋の基礎部分もカコウ岩でできている.ピンクがかった色のカコウ岩だ.

 反対側の基礎部分のカコウ岩はやや黄色っぽい色合いをしている.

 カコウ岩でできた別のモニュメントのよこをとおりすぎて南地区へ引き返した

 連絡橋の基礎となっている安山岩.橋の内側のほうが苔もなく観察には向いている.

 自然科学研究科棟の入口に置いてある水管.角礫がはいった緑色凝灰岩でできている.

 玄関前のカコウ岩の敷石に割れたものがあるのをみつけた.

 作業を終えた学生たちが南地区に戻ってきた.全員のレポートを回収して授業終了.

 自然科学研究科での会議を終えて北地区へ引き返した.

 県道沿いの樹木は葉をほとんど落としていた.

 総合教育1号館前の樹木もすっかり冬のたたずまいだった.

 そのまま歩いて正午過ぎに総合教育2号館へ戻った.

  • Camera: Pentax Optio W90
  • Lense: SMC Pentax Zoom 5-25mm f.3.5-5.5