環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(2)
2015年度後期(10月20日:角間キャンパス南地区田上線)
先週とはうってかわっての好天だった.青空の下をキャンパス南地区へのんびりと歩いた.
県道沿いの紅葉が盛りを迎えていた.
中地区の紅葉はさらに色濃くなっていた.
黄色や赤に色づいた木々がうつくしい.
連絡橋をとおって南地区へ歩く.今朝の気温のせいか連絡橋の透明アクリルには露がびっしりとついていた.
203号教室にて今日の予定と注意事項について説明し,それから約学生をつれてキャンパスから田上へとのびる道路に沿ってキャンパスの南へ歩いた.
この露頭が今日の実習地になる.道路ができたときにはきれいな露頭だったが,いまは植生にすっかり覆われている.
学生たちにスケッチと観察とを指示し,ひとあし先に露頭の上にのぼってみた.
学生たちは植生に覆われた斜面にひるんでいるようだった.スケッチをとっているせいもあるだろうが,なかなかこっち側へやってこない.
そのうち元気のいい学生たちが移動してきた.
やっと何人かが露頭の斜面をのぼってきた.
露頭にのぼってきたのは学生の半分くらいだろうか.この層準には卯辰山層の極細粒砂岩がある.砂岩の手ざわりを学生たちに確認してもらう.
道路をわたろうともしない学生もいる.
露頭上部での説明を終えてひとあし先に下へ降りた.
露頭の下部にはたくさんの学生たちがいた.スコップで掘り出した泥岩をみせてもらった.
露頭の下部でもわずかながらも細粒砂岩をみつけることができる.ただ,深い植生のためみつけだすには苦労する.
露頭から歩道にもどってきた学生たちは,そこでスケッチなどの清書をやっていた.
露頭上部にのぼった学生たちの服には植物のタネがびっしりとついていた.
午前10時にレポートを回収し,それから南地区へ歩道を引き返した.
紅葉がうつくしい中地区をとおって北地区へ.
県道沿いの紅葉の一部はすっかり散っていた.
総合教育1号館前の紅葉もなかなかみごと.
Camera: Pentax WG-3 GPS
Lense: SMC Pentax Zoom 4.5-18mm f.2-4.9