環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(3)
2015年度後期(10月27日:角間キャンパス里山ゾーン)
今週もすばらしい青空が広がる好天だった.キャンパス北地区から南地区へ歩いて移動した.
中地区の紅葉はかなり散っていた.
連絡橋をわたってキャンパス南地区へ.
今日の実習予定地を連絡橋からみることができた.先週の土曜日のうちに下見はすませてあったが,遠くからあらためてみると植生が少なくなっているのがわかった.
203号教室にて今日の予定について説明し,それから約学生をつれて環境保全センター裏手の林道へ歩いた.
林道の入口はすっかりきれいに舗装されている.ぬかるみだった数年前を思えば大きな違いだ.
学生たちを案内して林道に沿って歩いた.左右に砂岩が露出しているのを再確認した.
林道の終点で学生たちをいったん集め,ここから入口までの間で砂岩,礫岩,泥岩をみつけて観察するように指示した.
学生たちは林道をぞろぞろと引き返していく.道路沿いの崖をさっそく叩きはじめる学生たちもいる.
砂岩はあちこちに露出しているが,学生たちはその存在にほとんど気づかないようだった.植生のある土壌をさわったりしていた.
卯辰山層の典型的な弱固結の細粒砂岩.これが林道に沿って点々と露出する.
入口近くの大きな露頭にもこの砂岩が露出する.
礫岩をさがして一部の学生たちは尾根へ登りはじめた.
そのあとについて尾根へと足を運んだ.
尾根からは角間キャンパスの眺望がみごとだった.北地区のビル群の配置がよくわかる.
ここで学生たちはようやく礫岩らしいものをみつけてくれた.礫岩とはいっても風化のこりの礫層だった.
観察を終えた学生は尾根から林道へおりていく.ぬかるんだ土壌ですべりこける学生もいる.
午前10時に林道入口でレポートを回収し,それから南地区へ引き返した.
連絡橋をとおり,キャンパス中地区をとおって北地区へ.
午後から雨の予報ながらもいい天気が続いていた.
生協にたちよって総合教育棟へ引き返した.
Camera: Pentax Optio W30
Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.3.3-4.5