大学院国際学専攻専門科目「地球環境論演習」の記録(1)
2015年度後期(10月28日:奥能登世界農業遺産地域:林業の管理と暮らしを考える)

 埼玉大学の荒木君の奥能登での調査予定にあわせて,今年度第一回目の授業を奥能登世界農業遺産地域に設定した.午前10時半に角間キャンパスを公用車で出発し,山側環状道路からのと里山海道をとおって能登町へ移動した.今学期の履修生は1名だけだが,国際学類の3年生ひとりも同行した.


 のと里山海道の賤ヶ岳SAで車をとめた.

 ここで能登半島西岸の地形や植生などをみてもらう.

 正午過ぎに能登空港に到着.

 この空港の中にある道の駅には能登の情報がそろっている.ここで荒木君一行と合流した.

 終わったばかりのNHK朝ドラ関連の展示があった.

 飛行機がまったくみあたらない能登空港.ここで昼食をとってから行動を開始した.

 穴水町の能登森林組合近くの森に到着.埼玉大学グループは調査の準備.

 樹木はほどよく紅葉していた.

 いよいよ森林へ.

 下生えがきれいに伐採された森の中.

 植林された斜面をのぼっていく.

 隣接する森林には下生えが残されたままだった.

 ここで埼玉大学グループが森林下層植生の調査を開始した.

 調査の目的や能登の森林の特徴などについて,荒木君が学生たちに解説してくれる.

 埼玉大学の学生たちは杉の樹径をはかったり下層植生の調査をやったりと作業に余念がない.

 下生えがあるところでも森林内でのみとおしはいい.

 調査は順調に進んでいた.

 見知らぬ植物の名前などは荒木君が教えてくれる.

 ここでの調査を終えて斜面をさらにのぼっていった.

 斜面がつきて開けたところにでた.埼玉大学グループは別の場所での調査に入って行く.

 ムラサキシキブなどの楽しめる植物があちこちにあった.

 埼玉大学グループはここでも下層植生の調査.

 ルーチンワークが地道に続けられていく.

 開けたところの森林をのんびりと見てまわる.

 埼玉大学グループの調査が終了した.

 下生えのない斜面を下っていった.

 植林地帯とは思えないほどの歩きやすさだった.

 林道へ降りた.

 日の当たるところではムラサキシキブがいい色に染まっていた.

 ここで埼玉大学グループと別れて金沢へ戻ることにした.

 のと里山海道をおりて夕方の千里浜に立ち寄った.

 波はそこそこにあったがきれいな砂浜のながめを楽しめた.

 日本海の洋上とおくに雨雲らしいものが浮かんでいる.

 砂浜にはギンカクラゲがたくさん打ち上げられていた.

 午後5時に角間キャンパスに到着.

  • Camera: Pentax K-5II and Pentax WG-3 GPS
  • Lense: SMC Pentax-DA 18-135mm f.3.5-5.6 ED AL [IF] DC WR and SMC Pentax Zoom 4.5-18mm f.2-4.9