環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(5)
2015年度後期(11月17日:角間キャンパスポンプ室奥の沢)
朝方はいい天気だったが午前8時を過ぎると空には黒い雲がひろがってきた.すぐにも雨がおちてきそうな空模様だ.そんな空の下を南地区へと歩く.
連絡橋からみる県道はすっかり晩秋の風情だった.
中地区の樹木は葉をすっかり落としている.
そんな中地区を足早に歩きすぎる.
自然科学研究科棟に着いたのはちょうど始業のチャイムが鳴る時間だった.
講義室にて今日の予定と注意点とを学生たちに伝え,それから学生たちを連れて自然科学研究科棟を出発した.県道へつながる道路をまずくだっていく.
道路際にある温度計が20度を示していた.
サークルKがあるところで県道に出た.そこから県道を歩いてくだっていく.
キャンパスのポンプ室があるところで沢の中に入った.
学生たちもおそるおそるながらも沢の中に入ってくる.先週の地学実験のおかげで沢の植生はすっかり踏み固められていた.
沢にそって大桑層中部の細粒砂岩が露出する.たまたまの倒木が学生たちへのアトラクションの場を提供してくれている.
大桑層の露頭をみながら沢の奥へと足をすすめた.
沢の途中にある段差をのぼってさらに奥へ移動した.
この段差も学生たちにとってはちょっとしたアトラクションの場となっていた.
沢の途中で自由観察時間にした.ここにも大桑層中部の砂岩が露出するが,強い風化のため黄褐色となっている.先週の地学実験でみつけた貝の印象化石がまだあった.
学生たちは転石を叩いたり露頭にとりついたりして観察とスケッチとを開始した.
観察終了後はやってきた沢をひきかえすことになる.学生のひとりが後続の学生たちをサポートしてくれた.
狭い足場をおっかなびっくりで引き返していく.ここから落ちた学生も何人かいた.
暗い沢の中を県道へとひきかえす.
ポンプ小屋で学生たちからレポートを受け取り,そのまま県道を北地区へ歩いた.
葉をすっかり落とした樹木には初冬の雰囲気さえ感じる.
総合教育棟へとつづく広い階段の前を歩きすぎる.
ひさしのついた通路ぎわの植生がきれいに紅葉していた.
地下の階段をのぼって総合教育棟へ.
Camera: Pentax Optio WPi
Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.3.3-4.0