大学院国際学専攻専門科目「地球環境論演習」の記録(2)
2015年度後期(11月18日:手取川の治水の歴史と暮らしを考える)

 2回目の野外見学会で手取川の治水史をたどってみた.正規の履修生1名に加えて,国際学類の学生ふたりとカンボジアからの留学生ひとりが同行した.午前10時半に角間キャンパスを公用車で出発し,途中で学生たちをピックアップしながら手取川へ向かった.30分ほどで川北大橋付近の手取川に到着.ここで江戸時代の治水工事の例としての霞堤をみてもらい,それとともに円礫と不自然な植生に覆われる現在の河床をみてもらった.


 手取川に沿って車を走らせ30分ほどで手取渓谷に到着した.日本ジオパークに認定されたためか,橋のたもとにはいつのまにか小さな駐車スペースと案内板が設置されていた.

 あいにくの雨の中,このあたりの手取川の渓谷美を橋の上から見学してもらった.白くにごった水がはげしく流れていた.

 駐車スペースの案内板にはジオパークの情報が記述されていた.

 昼食ののち,午後1時に手取り川ダムへ到着.ダムへのぼる道路の途中にある見学スペースはあいにくの工事のため使えなかったが,さらに上となる展望スペースからはダム湖の全景を見ることができた.

 低い雨雲が対岸にたれこめている.ロックフィルダムについて,ダムからの給水についてここで説明する.

 帰り道に道の駅「桜峠」にたちよった.ここで手取り川ダムのダムカードをもらう.自動販売機の塗装にまでジオパークが反映されていた.

 金沢まで戻る途中で手取渓谷にふたたび立ち寄った.展望台にのぼってみたら,綿ケ滝をとおくに見ることができた.

 白山市市原の八幡神社で車をとめた.紅葉したイチョウがみごとだった.

 車から降りて神社を訪問した.

 地面に降り積もったイチョウの落ち葉.

 うっそうと茂った樹木が神社らしい雰囲気だった.

 神社本殿でとりあえずの参拝.

 午後4時すぎに角間キャンパスに到着.

  • Camera: Pentax K-7 and Pentax WG-3 GPS
  • Lense: SMC Pentax-DA 18-135mm f.3.5-5.6 ED AL and SMC Pentax Zoom 4.5-18mm f.2-4.9