環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録(7)

2015年度後期(12月15日:角間キャンパス北地区の岩石)


 12月半ばの北陸とは思えないほどの晴天だった.まるで秋のような青空が広がっていた.気温もほどほどに高い.


 連絡橋をわたって中地区へ歩く.この天候だったら最後の野外実習も問題なく実施できそうだった.

 中地区には葉をすっかり落とした樹木がならぶ.

 ふたつめの連絡橋をとおって南地区の自然科学研究科棟へ.

 203講義室で学生たちに今日の実習内容を伝えた.キャンパス北地区にあるさまざまな岩石の中から,指定する種類の岩石を探し出し,その記載を行うという実習だ.

 学生たちとキャンパス北地区へ引き返した.総合教育棟の前には流紋岩のモニュメントがおいてあるが,この鑑定は学生たちにはハードルが高かったようだ.

 カコウ岩でできた記念碑のひとつに男子学生がむらがった.カコウ岩はたやすく識別できているようだ.

 その奥にふしぎな形をしたモニュメントをみつけた.灯籠型のもので,中ほどにハート型の刻みがいれてある.由来も何もわからない.

 学生たちの一部が総合教育棟前の枯山水へ移動し始めた.

 枯山水は岩石の観察にはうってつけのところだ.堆積岩,火山岩,深成岩,変成岩などをここでみることができる.

 玄武岩のわかりやすいものもある.

 学生たちは目的の岩石をみつけるとすぐにスケッチをとりはじめる.

 枯山水全体にわたって学生たちの姿があった.

 このあたりには安山岩や砂岩が散在する.

 わかりやすい礫岩もある.

 朝方はいい天気だったが授業の途中で雨が落ち始めた.予定を切り上げて実習を打ち切った.

 学生たち何名かとカフェでひと休みし研究室へ戻った.

  • Camera: Pentax Optio W30
  • Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9 mm f.3.3-4.0