環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録
2016年度後期(11月8日:環境保全センター裏手の露頭)

 海外出張と大学祭のため2週間ぶりの授業となった.総合教育棟から歩いて南地区へ向かう.


 県道沿いの紅葉は半分ほど散っていた.

 中地区の紅葉もやはり半分ほど終わっている.

 中地区を抜けて南地区にある自然科学研究科棟へ歩いた.

 今日の実習内容について教室でまず説明し,それから学生たちを先導して環境保全センター裏手の露頭へ向かった.

 この細道をとおって田上方面へ行くことができる.以前は未舗装の泥道だったが,いまはきれいに舗装されている.

 11月上旬とあって植生はかなり枯れていた.

 学生たちをつれて小径に沿って歩いた.

 ここが金沢大学の敷地のはずれとなる.

 ここで解散.学生たちにはこの小径沿いで泥岩,砂岩,礫岩を見つけるように指示する.

 学生たちは思い思いの場所で地層をさがしはじめた.

 このルート沿いには卯辰山層の泥岩と砂岩がおもに露出する.まれに礫岩が見つかることもある.

 崩れたばかりと思えるところに礫岩層が露出していた.これまでには見られなかったものだ.

 観察をはじめた学生たちを残して小径をさらに引き返した.

 この崖には細粒砂岩が一面に露出する.黄褐色の極細粒砂岩だ.

 不明瞭ながらも層理が確認される層準がある.

 学生たちは出発点あたりへ引き返してからレポートをまとめていた.

 午前10時にレポートを回収し,それから歩いて北地区へ引き返した.

 角間川をわたって中地区へ.

 中地区の紅葉にはまだ見ごろのところもあった.

 葉がすっかり落ちた樹木も多い.

 連絡橋を渡って北地区へ.

 総合教育1号館前の紅葉はきれいだった.

 

  • Camera: Ricoh WG-4 GPS
  • Lense: SMC Pentax Zoom 4.5-18.0mm f.2.0-4.9