環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録
2019年度後期(10月15日:角間キャンパスの地質:環境保全センター裏の林道)
台風のあとの雨が朝方にはあがってくれた.角間キャンパス北地区から南地区へと歩く.
中地区の樹木はすっかり紅葉していた.
連絡通路をとおって中地区から南地区の自然科学研究科棟へ.
今日の実習内容についての教室での説明ののちに学生たちをつれて環境保全センター裏の林道に向かった.
法面工事のため林道の入り口あたりの左右に大きな全面露頭ができていた.
砂岩の中には層理面もうっすらとみえていた.その露頭を通過して林道の奥へ歩いた.
樹木の伐採も同時に行われているらしく,林道のあちこちにいい露頭ができていた.
林道の出口についたところで学生たちに自由観察時間をあたえた.学生たちは重そうな足取りで林道を引き返していった.
このあたりには卯辰山層の黄白色泥岩が露出していた.
少し見上げたところには黄褐色の砂岩の露頭があった.
今年度の学生たちはとてもよく群れる.一群になったままで露頭の前にいた.露頭にとりつこうという学生がいないのがふしぎだ.
学生たちからのレポートの回収後に法面露頭をみておいた.うっすらとながらも層理面がよくみえる.液状化のあとらしい不規則に波打った層理面もみうけられる.
ここでドローンをあげてこの露頭を上からみてみることにした.
上半部の表土との境界はよくわかる.上半部には地層は露出していないようだった.
左右の露頭の位置関係も上からだとよくわかる.
100mほどの上空までドローンをあげてこの露頭と周辺地形との位置関係もみておいた.
反対側には金沢大学の角間キャンパス南地区.とおくに中地区と北地区もみえる.
ドローンを回収して北地区へ歩いた.
総合教育棟につくころには天気はすっかり回復していた.
Camera: Pentax Optio W60 and DJI Spark
Lense: SMC Pentax Zoom 5.0-25.0mm f.3.5-5.5