環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録
2019年度後期(10月29日:角間キャンパスの地質:環境保全センター裏の林道)

 どんよりとした曇り空だった.キャンパスには大学祭の名残がまだ残っていた.


 浚渫作業中の調整池を連絡橋からみおろす.は左右ともに底がみえていた.

 中地区の紅葉もずいぶん進んでいた.そこをとおりぬけて南地区の自然科学研究科棟へ.

 今日の実習内容についての教室での説明ののちに,今日も学生たちをつれて環境保全センター裏の林道に向かった.

 林道沿いの法面工事はさらに進んでいた.左右に大きな全面露頭ができていた.

 整形された法面では卯辰山層の黄褐色細粒砂岩に挟在する泥岩の薄層がよく識別できた.

 その法面工事現場を抜けて林道のさらに奥へと移動する.

 林道の奥まで歩いたところで学生たちの自由観察時間にした.今日は卯辰山層の泥岩の観察がテーマだ.前回の実習地と同じなので学生たちの動きはわりとはやかった.

 このあたりに卯辰山層の泥岩があったはずだが露頭の表面波すでにネットでおおわれていた.

 そのすぐ近くに灰白色の泥岩が露出していた.わずかに砂質分をふくんでいる.

 ほとんどの学生たちがここで観察をはじめた.雨が少しだけ降っていたが観察には支障のないくらいだった.

 学生たちからレポートを回収して環境保全センターへ林道を引き返した.

 入り口あたりの大きな露頭では表土をとりさる作業中だった.

 ここでドローンをあげてみた.

 真上からみると露頭の規模がよくわかる.ただ,層理面などの委細はもちろんわからない.

 100mほどの上空までドローンをあげてこの露頭と周辺地形との位置関係もみておいた.

 ドローンを回収し自然科学研究科棟へとあるく.

 1号館の入り口あたりに見なれてしまったものがおちていた.

 自然科学研究科棟での打合せののちに総合教育2号館へ引き返した.

 

  • Camera: Pentax Optio W60 and DJI Spark
  • Lense: SMC Pentax Zoom 5.0-25.0mm f.3.5-5.5