環境デザイン学類専門科目「地質学概論」の記録
2019年度後期(11月12日:角間キャンパスの地質:ポンプ室裏の沢)
真っ黒い雲が空いっぱいに広がる天気だったが野外実習を実施するつもりで自然科学研究科棟がある南地区へ歩いた.
とおくにみえる青空が一縷の望みだった.
浚渫作業中の調整池をながめながら中地区へと歩く.
中地区の紅葉は盛りをすでにすぎていた.
自然科学研究科棟の教室で今日の実習内容や実習の趣旨を学生に伝え,それからポンプ室裏の沢へ全員で歩いた.
自然科学研究科棟から10分ほど歩いた県道沿いにポンプ室はある.入り口には不法侵入防止のバリケードがあった.ここで学生たちをいったん集合させ,実習の内容を再確認したうえで沢の中へ入った.
植生はまだまだ残っていたが露頭状況は良好だった.学生たちはおそるおそるながらもあとからやってきた.
沢の中野小道をさらに奥へと歩く.沢に沿っての右手に露頭が連続する.
ぬかるんだ地面の上にイノシシのものらしい足跡があった.
生い茂るクマザサをかきわけてさらに奥へ.このあたりまでくると露頭がさらによくみえるようになる.
ここで実習を開始した.今日のテーマは大桑層の砂岩の観察と小断層群の確認にした.これまでみてきた卯辰山層の砂岩とのちがいに留意してもらった.
学生たちは沢の反対側から遠目に観察をはじめた.しばらくすると元気のいい男子学生が沢の反対側に飛び移っていった.
観察とスケッチをつづける学生たち.元気のいい女子学生たちも沢を飛び越えていた.
大桑層に発達する小断層群は植生のためにやや見にくい状況だった.
観察とスケッチをおえて沢の入り口にひきかえす学生たち.ここでレポートを回収して今日の授業は終了とした.
最後のレポートを受けとったのちにここでドローンをあげた.
今日の実習地となった沢や,そのとおくにみえる角間キャンパスのあたりまでの地形を見わたしながら撮影した.
反対側には角間新町の住宅群がみえた.
ドローンを回収し角間キャンパスへひきかえす.
県道沿いの歩道をのんびりとキャンパスへ.
そして総合教育2号館へ.
Camera: Pentax Optio WG-1, Asus Zenfone 4 and DJI Spark
Lense: SMC Pentax Zoom 5.0-25.0mm f.3.5-5.5