大学院国際学専攻専門科目「地球環境論特論」の記録(1)
2020年度第2クォーター(7月13日:五箇山・白川郷世界遺産)

 今学期の受講者は留学生2人のみ.新型肺炎問題のため第1学期の授業はすべてメールのやりとりで実施したが,第2学期から例年どおりの野外見学中心の授業に戻すことができた.初回の今日は,五箇山と白川郷へ学生たちを案内し,世界遺産にまつわる諸問題について考えてもらうことにした.午前8時半に人社学域の公用車で角間キャンパスを出発.学生たちを杜の里で拾ってまず五箇山の菅沼集落へ向かった.1時間ほどで菅沼集落に到着.駐車場で全体像を見てもらってから集落の中を歩いた.


 世界遺産の記念プレートが集落入り口にある.

 1軒の合掌造りには緑色の作業シートがかけられていた.

 神社のあたりではガクアジサイが満開だった.

 民族展示館の中を見学する.

 かつての調理用具と1階の座敷など.

 塩硝博物館も見学した.

 その後は菅沼集落の中をぶらぶらと歩いた.この集落にも光通信がとうとう入ってくるらしい.

 観光客の姿はほとんどない.みかけたとしても少人数の日本人グループのみ.

 土産物屋にも人気はない.

 観光客がもともと少ない菅沼集落にしても異様な光景だった.

 茅の栽培地をとおって川へ.

 当時の川を渡るしくみについて説明する.それから駐車場に引き返して白川郷の荻集落へ移動した.

 30分ほどで荻集落の駐車場に到着した.駐車場には車がほとんどなかった.ここ数週間の雨のせいで川の水はにごっていた.

 通常時だったら観光客であふれかえる吊り橋にもひとの菅田はほとんどない.

 メインストリートもほぼ無人だった.

 たまにすれちがう観光客は日本人の少人数のグループのみ.

 これほどまでにひとのいない白川郷ははじめてだった.観光の原点についてつい考えてしまった.

 土産物屋やレストランの大半は閉まっていた.

 平常時ならば記念写真の順番待ちになるスポットも無人.

 集落の中をひとめぐりしてメインストリートへひきかえす.

 集落の中に喫煙所がなくなっていることに気づいた.数カ所遺された喫煙所もすべて電子タバコのみが許可されていた.

 イネが育つ田んぼには防鳥のための猛禽類の模型.

 メインストリートにやはり観光客の姿はない.

 1軒だけ開いていた喫茶店で昼食をとる.

 吊り橋をわたって駐車場へ.

 駐車場にあるのは自家用車のみ.いつもながら大型バスで満車になっているはずなのに.

 見学を終えて角間キャンパスへ.

  • Camera: Pentax K-5IIs and Asus Zenfone Max Pro 2
  • Lens: SMC Pentax-DA 18-135mm f.3.5-5.6 ED-AL