地球社会基盤学類専門科目「地質学概論」の記録
2020年度後期(10月13日:角間キャンパスの地形:北地区北縁の尾根)

 この授業の対象が今年度から地球社会基盤学類の学生たちとなった.昨年度までの環境デザイン学類に地球学コースがくっついた新学類だ.学生構成によっては授業内容の変更も考えていたが,履修者の大半は土木工学系の学生たちだった.そのため,これまでどおりの野外実習中心の授業形態を維持することにした.初回のガイダンスにひきつづき,2回目の今回は角間キャンパスの地形をみてもらうために北地区北尾根に学生たちと登った.


 セイタカアワダチソウが繁る室内プール裏の小道を尾根へと歩く.

 そのまま尾根伝いに北尾根の最高点へのぼった.164mほどの標高になる.

 ここにかつて作ってあったプラスチック製の足場はほぼ崩落していた.足をすべらせながらも学生たちがあとから登ってきた.

 ここで角間キャンパスをみわたしてもらった.角間キャンパスが尾根にかこまれていることや,建設のための地形の改変などに気をつけてもらう.

 そこから尾根伝いに移動した.文部省の標識がすっかり色あせていた.

 誰もとおらないせいか尾根の歩道は荒れ放題だった.ルートがときおりわからなくなるほど.

 落ち葉を踏みしめながら歩道を歩く.

 卯辰山への分岐点あたりまでくるとずっと歩きやすくなった.イノシシが掘ったらしい穴がところどころにあいている.

 分岐点から角間キャンパス方面のルートを歩く.

 見晴らしがあるところが一カ所だけある.ここからは北地区のテニスコートや北地区の建物群がよくみえる.とおくには戸室山もみえていた.

 歩道をさらに歩いて北地区の運動場方面へ移動した.

 運動場へ降りるあたりには新しい木製の階段ができていた.

 この階段をおりて運動場へ.こちら側の入り口にはクマ出没注意の看板があった.

 ここで学生たちに角間キャンパスの地形を観察しスケッチをとってもらった.

 振りかえるとのぼったばかりの北尾根がみえる.

 ここで学生たちのスケッチを受けとって授業終了.

  • Camera: Pentax Optio WG-3
  • Lense: SMC Pentax Zoom 4.5-18.0mm f.2-4.9