地球社会基盤学類専門科目「地質学概論」の記録
2020年度後期(1月26日:角間キャンパスの地盤の変状)

 冬休みと新型肺炎問題での臨時休講があったためほぼひと月ぶりの授業だった.講義室で造成工事などによる地盤沈下やそれにともなう地盤の変状についてまず説明し,角間キャンパス北地区の地質やかつての地形について説明したのちに,学生たちに北地区での地盤の変状や建物の変形を探してもらう実習を行った.


 雪がまだ残るキャンパスに学生たちは出ていった.今月上旬の大雪はかなりとけてはいたが,変状の観察に好都合な建物の周囲には雪がまだ残っていた.

 雪をふみしめながら連絡橋へ向かう学生たちのグループがいた.この連絡橋では手すりのずれを観察することができる.

 連絡橋の下側通路ではタイルのずれを観察できる.雪がないためここは学生たちのいい観察場所になっていた.

 連絡橋の基礎部分では花崗岩のずれも観察することができる.

 北地区の広場へ戻った.

 広場にあるベンチは傾動を観察するにはいい存在だったが,残念ながら今日は雪に埋もれていた.

 中央図書館の周囲も地盤の変状がよくわかるところだったがほぼ雪に覆われていた.

 総合教育棟の入口あたりのタイルのひび割れ.

 その一部では新しいタイルに貼り替えてあった.

 大学会館の入口あたりにある柱にも変状の痕跡がある.

 総合教育講義棟のA1教室でレポートを受けとって授業終了.次の授業が最後の野外になる予定.

  • Camera: Pentax Optio WG-2
  • Lense:SMC Pentax Zoom 5.0-25.0mm f.3.5-5.5