地球社会基盤学類専門科目「地質学概論」の記録
2021年度後期(11月9日:角間キャンパス北地区の礫岩)

 昨夜からの雨が朝になってもまだ降りつづいていた.キャンパス内のどこかの沢での実習を予定していたが,授業がはじまる前には雨がやや小降りになってくれたので,予定を変更してキャンパス北地区での礫岩の観察とした.礫岩を観察するにあたっての留意点や,その地質学的あるいは土木工学的な意味について教室でまず説明した.それから実際の礫岩をさがして観察し記載する実習にとりくんでもらった.


 教室を出た学生たちは雨の中を傘をさしながら枯山水のほうへ歩いて行った.礫岩がもっとも多用されているところだ.

 枯山水のなかばあたりに集まる学生たち.一部の学生たちは礫岩をさがしながら上流へ移動していった.

 落ち葉や苔などで一部が被覆されているもののこの範囲に10個ほどの礫岩がある.

 なれてしまえば容易にみつかる岩石だが学生たちは発見にてまどっているようだった.

 ひとつの場所でみつかるとそこに学生たちが集まってくる.

 典型的な円礫岩がここには多い.

 雨はだんだんと小降りになってきた.表面がぬれた礫岩は識別が容易になる.

 実習をはじめて30分もするとスケッチや記載を終えた学生たちが教室に戻りはじめた.

 それでも居残って観察をつづける学生もいる.

 最後の学生たちといっしょに総合教育2号館へ引き返した.

 レポートを受けとって今日の実習が終わった.

  • Camera: Pentax Optio WG-3 Orange
  • Lense: SMC Pentax Zoom 4.5-18mm f.2.0-4.9