地球社会基盤学類専門科目「地質学概論」の記録
2021年度後期(11月16日:角間キャンパス県道沿いポンプ室うらの沢)

 昨夜の雨の影響が懸念されたがさいわいにも晩秋らしいおだやかな天候だった.教室での授業内容の説明ののちに,学生たちと県道沿いの沢にある露頭観察実習にでかけた.


 県道にそって若松方面へ歩く.並木はすっかり葉をおとしていた.

 ポンプ室の裏手にある沢の入口でひとまず集合.沢を歩くときや露頭観察での注意点を学生たちに伝えてから沢に入った.

 晩秋らしく沢の中の植生はかなり少なくなっていた.それでも学生たちはおっかなびっくりで沢を歩いていた.

 この沢に沿って下部更新統大桑層の細粒砂岩が露出する.

 観察をはじめた学生たちには以前にみた卯辰山層の砂岩との岩相の違いに留意するように伝えた.

 この露頭では正断層系の発達も観察される.

 露頭の前にならんで観察する学生たち.沢の中に入り込んでいる学生もいた.

 奥にある段差をのぼって印象化石がたまにみつかるあたりをひさしぶりに訪れてみた.

 ここに露出する大桑層には生痕化石の発達がいちじるしい.

 学生たちを観察地に残して一足さきに集合場所へ引き返した.

 沢に沿ってところどころに大桑層の砂岩が露出する.

 沢の入口で今日の実習レポートを回収して授業尾終了.キャンパス北地区に引き返した.

 落ち葉が降り積もった歩道をのんびりと歩く.

 総合教育棟に到着.

 

  • Camera: Ricoh WG-4 GPS Black
  • Lense: Ricoh Zoom Lens 4.5-18mm f.2.0-4.9