2020年度ジュニアドクター実験の記録
実験設備の準備(2020年6月27日)
ジュニアドクターでの栽培実験用設備の組み立てと種まきを行った.プランターは実験条件にあわせての12個を用意した.気象条件を記録するセンサーは事前に設置しておいた.
プラスチック製プランターは内径が25センチで深さも約25センチ.用土が実際にはいる体積は,内径が23センチで深さが12センチになる.したがって,用土の体積は約6.5リットル.
環日本海域環境研究センター附属植物園の採光条件は文句のつけようがないものだ.
平均径2センチほどの白色軽石を鉢底石としてプランターに入れる.その厚さは5センチ程度.
栽培用土が流れ出さないように軽石の上には不織布をしく.
実験条件を変えた用土をつくりながら,その用土をプランターに入れていく.
基本となる用土は川砂.淘汰も円磨も不良の砂.市販のものを購入したため産地は不明.川砂のみの用土,腐葉土を20%加えたもの,化学肥料の代表ともいえるマグアンプKを規定量桑田ものの3種類の用土を用意した.腐葉土の産地も不明.
化学肥料と腐葉土を加えた用土はよく拡販しておく.
左が化学肥料を混ぜ込んだ用土.右が腐葉土をいれた用土.この3種類の用土をタネの種類に応じて2セットつくり,塩分の追加ありとなしの条件のためそのセットをさらに2つ作っておいた.
用土の準備ができたら自動灌水装置の組み立て.8つのノズルがあるものを2セット用意した.
自動灌水装置の準備が終わったところで用土を事前に湿らせておいた.
引き続いての種まき.種はべんり菜とハツカダイコンの2種類を用意した.プランターの用土につくった2筋の溝に沿って種を蒔いていく.種の数は数えそこねた.
自動灌水装置のセットをここで行う.午前6時と午後6時にそれぞれ30分の灌水を行うようにセットした.
事前のテストで灌水装置がちゃんと動くことを確認しておく.
これで実験の準備が終了.6つのプランターの用土の表面にそれぞれ2グラムの食塩をまいておく.
午後6時まで待って灌水装置の動作確認をすませた.
Camera: Pentax WG-3GPS, Ricoh Theta and Pentax K20D
Lens:
SMC Pentax 4.5-18mm f.2.0-4.9