金沢市大桑町の犀川中流:化石採集指導の下見(その2)

2006年7月26日(水)


 明日のサマースクールの下見のため今日も現場となる犀川へでかけた.早朝5時に行ってみたら水位は昨日より1メートル近くも下がっていた.そして午後1時に改めて出かけてみたら,水位はさらに下がったようだった.水勢も平常時よりは強いもののそれほどではない.


 河原へ降りてみる.水たまりはまだ残っているが,露頭状況は昨日同様にいいものだった.白い貝化石が濡れた砂岩の表面によく目立つ.

 下流側からも水はほぼひいていた.ホタテガイ化石がよくみつかる貝化石層も離水している.

 対岸のポットホール群も姿を現していた.

 「おんまかいがら橋」へ行ってみた.上流側では河岸に露頭が見えるようになっていた.川底にはOP,OV両凝灰岩がよく見えていた.

 一方の下流側も昨日に比べたら水量はじつに少ない.右岸にO1凝灰岩が目立っていた.
 これならば天気さえよければ明日の化石採集は実施できるだろう.一安心して研究室へ戻った.しかし,明日の降水確率80%・・・.

  • Camera: Pentax Optio S4
  • Lens: SMC Pentax Zoom 5.8-17.4mm f.2.6-4.8