2008年度犀生中学校サマースクール化石採取体験指導

2008年7月22日(火):金沢市大桑町


 今日は朝からうだるような暑さだった.天気もいい.現地をあらかじめみておく必要もなかったため,午前8時半に補助の学生たちと現地へ行った.午前9時前に犀生中学校1年生40名がバスで到着.駐車場で簡単な自己紹介のあと露頭へ移動する.夏の好天がずっと続いたため犀川の水位はとても低い.


 やや濁った水がゆっくりと流れているだけだ.対岸の甌穴群もよくみえる.

 いつごろの地層なのか,どんな時代だったのか,そして化石の採り方について生徒たちに説明し,それからすぐに採集にかかってもらった.生徒たちは上流側と下流側とに別れて発掘体験を開始.化石がよくみえる下流側が人気のようだ.


 上流側では大きくてきれいなホタテガイの化石がみつかっていた.ホクリクホタテガイだろう.殻のさしわたしが12センチくらいもある.

 炎天下の中を生徒たちは化石を掘り続ける.下流側では糀と大隅が補助についていてくれる.

 下流側でみつかるのは小さな化石ばかりのようだ.これはヨコヤマホタテだろうか.

 そう思っていたら大きなホクリクホタテガイが下流側でもみつかった.


 犀川の水が涼しげに流れる.しかし,気温はどんどん上がっていく.

 あまりの暑さに午前10時15分で発掘体験終了.採集した化石をその場で新聞紙に包んでもらう.化石のクリーニング方法などを説明しみんなで駐車場へ.

 そして解散.そのまま角間キャンパスへ戻った.


  • Camera: Pentax Optio W30
  • Lense: SMC Pentax Zoom 6.3-18.9mm f.2.6-4.8