日本列島の誕生
2000年度後期開講レポート課題
レポート課題 その2(期末レポート)
この新聞記事の真偽を検証せよ. →
- A4あるいはB5のレポート用紙を使用し,ステープラーなどで留めて提出すること.
- 課題,氏名,所属などを明記した表紙を付けること.
- 鉛筆書きのレポートは受理しない.ボールペンなどの消えない筆記用具を用いること.
- 資料など参考にしたものがあればレポート末に明記すること.
提出期限:平成13年1月29日(月)正午
提出場所:総合教育棟学務係窓口
レポート課題 その1
設 問
11月18日(土)の夜,実家から電話がかかってきた(自宅生ならば,「帰宅したら家族に言われた」と読み換える).あるところ(別記)から連絡があって,それによると「最近,日本のあちこちで地震の被害について取りざたされている.新聞やテレビなどの報道では,どうやら日本のまわりにあるプレートというものが悪さをしているらしい.しかし,我々にはこのプレートというものがどうしても理解できない.そうしたところ,お宅のご子息・ご令嬢(諸君らのこと)が大学の教養課程で地学を学んでいると聞いた.そこで,謝礼ははずむから(金額・内容などは未詳),ぜひとも次の休みに,我々にプレート・テクトニクスについての特別講義をお願いしたい」.
この内容に諸君らは当然のことながら面食らい,断ろうとした.しかし,親はそれを簡単に承諾していて,もう絶対にあとには引けない状況だった.担当教官の塚脇に相談しようにも,彼はそのころ国外にいて連絡の取りようがない.そこで,覚悟を決めた諸君らは,手持ちの資料を使って依頼の講義準備を始めることになった.先方が希望する講義とは,プレート・テクトニクスについての全般的な理解を得られる内容とのことで,とくに地元や受講者との関連づけをしてもらえればということである.また,講義時間は60分間ということだった.
そこで,諸君らが,以上の状況にあることをよく理解したうえで,依頼講義の原稿を作成せよ.なお,原稿作成にあたっては,塚脇の配布プリントや参考図書などから,講義を進めるにあたって適切と考える図や写真などを必要数選び出し,その番号(例:資料2の図4;「日本列島の誕生」,p.124の図34,など)を示しながら,その順番に沿って行うこと.
講義の対象(聴衆)は,諸君らの学籍番号末尾にしたがい以下のとおり振り分ける.
- 0:出身小学校の3年生対象
- 1:地元婦人団体の組合員対象
- 2:出身中学校の教職員対象
- 3:出身高校の2年生対象
- 4:出身幼稚園・保育所の園児対象
- 5:地元の女子短大の1年生対象
- 6:出身中学校の1年生対象
- 7:地元酒造業組合の組合員対象
- 8:地元町内会のみなさん対象
- 9:地元の消防団のみなさん対象
平成12年12月19日(火)午後5時までに総合教育棟学務係へ提出すること.
本レポート作成にあたっては,以下の点に留意すること.
- 本紙左側を切り取ってレポートの表紙として使用し,B5またはA4のレポート用紙に横書きすること.また,提出にあたっては,レポートがばらばらにならないように,用紙の左側もしくは上側をホッチキスでとめること.
- 鉛筆は使用しない.必ず,ボールペンなどの消えない筆記具を用いること.
- 枚数は問わない.内容さえ要求を満たしていれば簡潔に書かれたものを歓迎する.
- 講義当日までの体調は万全で,不慮の事故にあったり,病気にかかったりは(家族も含めて)ないものとする.
- 講義においては,時間のかかる雑談などはなるべく避けること.また,講義中に笑いをとるような行為はできるだけつつしむこと.
- 説明するために,図以外のものを例として使ってもかまわない(お菓子や発泡スチロールなど).
- 健闘を祈念する.
本レポート作成の手引き (こんなふうに書いたらいいよ,という例)
- まずは講義題目:「プレート・テクトニクス入門」,「プレートとは何か?」,「ナマズとプレート」,「プレート:わたしたちを支える」など,なるべく興味を持ってもらえるようにする.
- つぎに講演者(諸君)の氏名(所属):○田×子(金沢大学××学部××学科××課程×年),血液型,星座,趣味などは必要に応じて添える.
- そして本題に入る (はじめに)ただいまご紹介にあずかりました××です.今日の講義にあたっては・・・・.というようなことをふつうは最初に話す(自分で,適切にアレンジすること).講義の目的,内容のアウトラインなどをここで示しておくと,聴衆のあとの理解を助けることになる.
- (配布資料1の図1)それでは講義にはいります.まずこの図をご覧下さい.これは地球の内部構造を示したもので,簡単に説明を加えると・・・・.
・ ・
- (配布資料×の図×)さっきの図に対し,この図は××を示すものです・・・・.というふうに約15点の資料を続けていく.
- ・ ・ 最後にまとめる (おわりに)これまで話してまいりましたように・・・・(講義内容のアウトラインをここで繰り返す).
ご静聴ありがとうございました(多少,聴衆がうるさくてもこれを言ったほうが無難.ただし,よほど腹がたったときは別).