地 学 実 験(Practice in Geology)
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平成16年度(2004年度)後期開講:講義資料
講 義 の 目 的
本実験では,講義室のみでは理解しがたい”野外科学”としての地学の本質を,野外実習や室内実験などを通して学ぶことを狙いとする.実験の前半では,大学のバスを利用して野外調査実習を集中的に行い,金沢市近郊に分布する世界的に名前の知られた地層の観察,さらに岩石・鉱物や化石の採集などを通して,野外科学におけるものの見方を身につけてもらう.後半はおもに実験室内において,地質図・地形図の読み方,岩石観察用薄片試料の作成と顕微鏡観察,大型化石の鑑定,そして微小化石の顕微鏡観察などを行い,これらにもとづき金沢市付近の地質学的歴史,とくに過去100万年程度の歴史を組み立てることを目標とする.この地学実験は,「野外科学としての地学」にこれまでまったく接したことがなく,また今後も接することの少ないと思われる文化系学生の受講をとくに歓迎する.なお,3時限より5時限まで継続して行うため,途中からの,また途中までの受講は認めない.
実 験 計 画(予 定)
注 意 事 項
自然計測応用研究センター 塚脇真二
理学部地球学科 加藤道雄