地盤・地震工学演習(塚脇担当分)
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平成18年度前期開講:講義概要
開講:金曜日3〜4限
授業の主題
室内での講義のみでは理解しがたい”野外科学”としての地質学の本質を,野外実習をとおして理解することを狙いとする.野外調査演習を集中的に行い,金沢市近郊に分布する世界的に名前の知られた地層の観察,堆積岩や火成岩の産状,断層や褶曲などの発達状況,さらに岩石や化石の採集や観察などを通して現場でのものの見方を身につけてもらう.
授業の目標
野外において実際の地層に見て触れることで,講義のみでは理解しがたい地層や岩石の産状や種類,不整合面や断層・褶曲などの実際の姿,そして凝灰岩鍵層や化石,鉱物といった地質調査の道具となるものについて,将来の技術者としてまた研究者として十分に理解することを目標とする.とくに,野外では地層がどのように露出しどのような産状となっているのか,整合や不整合の見分け方,実際の断層や褶曲とはどのようなものか,などを野外実習をとおして確実に理解するとともに,岩石の種類やその岩石学的特徴,化石の種類やその意味について学び,これらを工学的に応用する力を養うことを目標とする.
キーワード
地層,地質構造,岩石,断層,褶曲,鍵層,化石,堆積岩
授業の概要
履修にあたっての留意点(とくに野外実習)