地 学 実 験(Practice in Geology)

−2009年度(平成21年度)前期開講:資料−

金曜日3〜4時限,地学学生実験室,定員:30名


講 義 (実 験) の 目 的

 本実験では,講義室のみでは理解しがたい”野外科学”としての地学の本質を,野外実習や室内実験などをとおして学ぶことを狙いとする.実験の前半では,大学のバスを利用して野外調査実習を集中的に行い,金沢市近郊に分布する世界的に名前の知られた地層の観察,さらに岩石・鉱物や化石の採集などをとおして,野外科学におけるものの見方を身につけてもらう.後半はおもに実験室内において,地質図・地形図の読み方,岩石観察用薄片試料の作成と顕微鏡観察,大型化石の鑑定,そして微小化石の顕微鏡観察などを行い,これらにもとづき金沢市付近の地質学的歴史,とくに過去約2,000万年間の地史を組み立てることを目標とする.


実 験 計 画 (予 定)


注 意 事 項

  1. 野外調査実習,岩石学実習には,汚れても構わないような服装で参加すること.とくに野外調査実習では,動きやすい服装ならびにしっかりとした足回りに留意のこと.
  2. 地質調査用具一式は貸与する.
  3. 天候不良等による日程変更の場合には,当日正午までに学生係前掲示板にて連絡する.掲示なき場合,もしくはどちらかわからない場合には,野外に出る服装で地学学生実験室に来室のこと.