「地学実験」:金沢市南部上辰巳の犀川河畔
2000年11月10日(金)

  「地学実験」で金沢市南部の上辰巳を訪れた.TAの3名が受講生の足場の確保や講義の補助を務める.


 川の水はいつもより1メートル近く高かった.受講生たちが安全に渡渉できそうなところを探す前田と陰地.しかしどのルートも難しいようす.結局,やってきた崖沿いの道を引き返すことになった.

 この日の地学実験で3番目に実習を予定していた犀川対岸の露頭へ向かう.しかし,水流が強いため受講生が安全に渡渉できそうなルートが見つからない.研究室所属者は全員が渡渉に成功していた.そこで水量の多さが懸念されたがこの春以来の崖渡り大会が始まった.まず塚脇から.残念ながらゴール前1メートルでバランスをくずして滑落着水.続いてM2の冨井が挑戦するもののなぜかあっという間に転落.

 泳いで帰ってくる冨井.大事なタバコは口で確保する.

 春に頭まで水没した4年の樽見が挑戦する.リベンジをかけているためか用心深く足を進めていく.

 ねばったものの途中で力つきて転落.引き続いてM1の陰地の番がやってきた.

 がんばっていたがやはり転落.

 泳ぐ振りをしながらも実際は川に流される陰地.そして,水底で足場を確保した樽見.11月半ばともなれば水は冷たい.

 陰地がようやく浅瀬にたどりついた.

 そして最後にM2の前田が万全を期して崖に挑む.右手のハンマーで足場の成形・確保を始めた.

 しかし,足場を作っているときに足を滑らせずるずると水中へ滑落した.

 あまりに情けない滑落ぶりに逆切れしたのか川の中で足場切りを始める前田.長いことがんばっていた.

 今回も成功者が出ないまま川を渡って対岸へ戻る.寒風の中を泳いで戻るやつもいる.

 全員が胸までずぶ濡れになっていた.

 あきれて見守っていた地学実験の受講生たち.

  • Camera: Konica Manbow
  • Lens: Konica Lense 33mm f.4
  • Film: Fujicolour Super 400
  • Scanner: Epson FS-1200WINS