能登半島九十九湾の臨海実験所を利用してき海洋調査実習を行うことにした.新4年生2名の卒業論文研究の準備も兼ねての実習になる.調査用具を積み込んで角間キャンパスを午前6時に出発し,4年生ふたりを途中で拾い上げて能登有料道路を一路北へ向かった.眠りこける4年生たちを横目でみながら穴水で有料道路を降り,そこから国道249号線を宇出津へ.新しくできていた道路のためにちょっと迷いはしたが午前9時前には実験所に到着することができた.金沢を1時間前の午前5時に出発した田中たちも,どこでどう迷ったのかはわからないがやや遅れて無事到着した.実験所の又多さんの指導をうけながら調査の準備を整えて調査用船舶「くろさぎ」に全員が乗り込む.
午前9時半に実験所を出発した.この日は朝から雨の予報だったが降り出す気配はない.金沢から朝食抜きでやってきたという田中とヴァンナが船上でにぎりめしを食べる.
今回の海洋調査は実習を兼ねた下見という意味合いがあったため,観測地点は九十九湾内外のおおまかな5点を設定していた.そのもっとも沖合となる観測点に又多さんが船を向けてくれる.