2004年11月23日(火) 担当:飯村直哉,三宅 歩,下本恭弘
4年生の卒論指導で陰地ともども津幡町南部のフィ−ルドに行った.北陸の秋とは思えないほどのいい天気だった.もっとも南に位置する飯村の担当地域にまず入る.
道路から南にのびる沢に入った.秋とはいえ植生はまだ残っている.
沢をつめきって尾根が見え始めたあたりに比較的大きな露頭があった.叩いてみると白色粗粒の凝灰岩だった.
農道からはあぜ道を伝って沢へ向かう.
もとは泥質岩だろうと想像される風化の著しい露頭が見つかるのみだった.
川沿いの崖の上のあたりにも同じような岩相が露出しているようだ.走向や傾斜を測ろうにも明瞭な層理面が見あたらなかった.
やはり同じ岩相だった.細かい白色軽石も目立つ.
風化が進んでいる露頭だったが,灰白色無層理の砂質泥岩だとわかった.生痕化石がまばらに見つかる.
この道路に沿っては同じような泥質岩が露出する.いずれも無層理で走向や傾斜はまったくわからない.
路面にも青灰色の泥質岩が露出する.
白色細粒で比較的固い凝灰岩だった.基底部には細礫や白色軽石をともなう粗粒部がある.西川のOL2a凝灰岩のように見えるが確実ではない.