KT05−9航海大和堆コア開封作業

2005年7月25日〜26日 担当:赤木啓祐(東北大)・深谷泰之(福井県立大)・堂満華子・竹下幸美


2005年7月25日(月)

 東北大学の赤木君と福井県立大学の深谷君とを迎えてこの5月に大和堆で採取した柱状試料の開封作業を行った.研究室4年の竹下幸美がアシストする.福井県立大学の青海先生と名古屋大学の中村先生も見学に駆けつけてくれる.一本目のコアを開いてみる.とてもきれいなコアだった.


 赤木君と幸美とで半裁試料から1センチごとにスライス試料を採集する.

 色の変化や生物擾乱の変化に富む試料だ.華子は貫禄で監督にあたる.

 2本目の試料に2枚目のテフラが見つかった.青白色の緻密なものだ.微細な軽石粒から構成される.

 スライスサンプリングが着々と進む.テフラの部分はうまくよけて採取する.


 記載は4本目まで終了.サンプリングは2本目まで.続きは明日となった.

2005年7月26日(火)

 朝からサンプリングの続きを開始する.まず3本目のセクションから.4本目から担当が深谷君に代わる.


 太い指ながらも意外と器用.コアは表層から約5m下でフローインしていた

 サンプリングする彼らを見ながら99年の航海で採ったコアの記載に入った.これもきれいなコアだ.

 向かい側ではサンプリングが着々と進む.4年の坂井もアシストに入る.

 99年コアに阿蘇4火山灰が見つかった.05年コアはサンプリングが終盤に近付いてきた.

 午後8時に作業終了.

  • Camera: Pentax Optio S4
  • Lens: SMC Pentax Zoom 5.8-17.4mm f.2.6-4.8