2005年度修士学位論文公聴会

2006年2月10日(金) 大植靖士・竹内朝美


 午前8時50分に大植靖士の発表が始まる.無難な立ち上がりだった.研究史,地形と話が進み,層序の解説に話題が移っていく.


 下位の地層から順に説明する.右手に指し棒.左手は添えるだけ.

 必要に応じて各個柱状図で岩相をより詳しく説明する.

 話が上位の地層群へ移っていく.話がなかなかうまい.昨夜の惨状がうそのようだ.


 埴生層,そして上田子層.さいごに沖積層.

 地質構造の話になった.ここは左手が主役を務める.

 制限時間のチャイムの追われるように衝上断層の話を終える.

 そしてまとめ・・・脇見するな・・・.その後の質疑ではたいした質問はよせられなかった.

 何名かの発表をはさんで午前11時から竹内朝美の番になった.液晶プロジェクタを使うため部屋が暗い.

 有孔虫とは何か,から話が始まる.そして日本海の海流系の話題へ移る.なんとなく自信なさげなのが大植と対照的.

 そして研究で使った堆積物試料をどうやって採るかという話.オケアン採泥の映像は予定どおりに動いてくれた.

 続いて有孔虫分析のための試料処理方法.そして手塩沖測線での底生有孔虫の産状についての説明.

 最後に底生有孔虫からみた北海道沖日本海の水塊構造の話題になる.朝美の話に力がちょっとだけこもる.そして津軽半島沖日本海との比較になる.

 この話を何人が理解してくれたかわからないが,いずれにしても無事に発表が終わった.発表後には無意味な質問がいくつかあった.理学部加藤長老の力強いサポートがあって発表終了.

  • Camera: Pentax Optio S4
  • Lens: SMC Pentax Zoom 5.8-17.4mm f.2.6-4.8